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by Yota Nakamura /// 「自転車で世界を旅する元添乗員ライター」中村洋太の挑戦と情報発信のブログ

【自転車旅】ツール・ド・ヨーロッパ(3)ヴィースバーデン〜マインツ〜ボン

      2017/10/27

ツール・ド・ヨーロッパ
第3ステージ
ヴィースバーデン〜マインツ〜(電車)〜ボン
32.5km

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ヴィースバーデンのホテルで、また奇跡が起きた。朝食を隣で食べていたブレーメン出身のご夫妻に話しかけたら、仲良くなった。自転車で旅をしている概要を話すと、10ユーロを差し出してくださった。

「私もYour supporter よ。Have a nice trip!!」

旗に名前を書いてもらった。2012年のヨーロッパツアーの際は、ワセオケの演奏もぜひ聴きたいと言っていた。本当にいいご夫妻だった。

準備を整えて出発。さらばヴィースバーデン!また来るよ!

自転車は快調。しばらく走るとライン川にぶつかった。この川の向こうがマインツ。

最初に訪ねたのは、IBMドイツ支社。

なぜこんな場所に来たのか。実は、以前知り合った日本IBMに勤める山崎さんに、お知り合いのハンスポールさんを紹介していただいた。

日本での飛び込み営業とまったく同じ要領で、ぼくは会社に突っ込んだ。協賛集めの経験が、確実に今に生きている。人生はなんとうまくできていることか。半年前の自分とは違う。今のぼくには度胸がある。

「Hallo. I came from Japan. I want to meet Mr.Hans-Paul.」

「OK. そこのソファで待ってて」

そして、出てきたハンスポールさん。

「Nice to meet you Yota !! Let’s go !!」

自転車をIBMに置き、ハンスポールさんの車でマインツ市街地へ。案内してもらった。

マインツは活版印刷を発明したグーテンベルクの生地でもある。

ここで聖書が大量に印刷され、急速にキリスト教が広まっていったのだ。

これはロマネスク様式の大聖堂。ケルン、トリアーと並び、ドイツで3本の指に入る大聖堂だ。

そして、なんといっても、ぼくがマインツに来たかった理由はただ一つ。シャガールのステンドグラスを見たかったのだ。

丘を登った所にある、ザンクト・シュテファン教会。

ここのステンドグラスを手掛けたのが、マルク・シャガール。教会に入ると、この世のものとは思えない、美しい「青」が目に飛び込んできた。こんなの見たことない・・・

どのように表現しようかと散々考えたが、適切な表現が見つからない。どんな言葉で言い表しても、陳腐なものになってしまう。それほど圧巻の青の世界なのだ。

 

旧約・新約聖書を題材にした優しい青の光に包み込まれ、ぼくはなかなかその場を離れることができなかった。写真で全てを伝えることはできない。生で見れば何倍も美しい。

ハンスポールさんと別れた。

「本当にありがとうございました」

「こちらこそ、楽しい時間をありがとう。気をつけて、自分の旅を楽しんで!」

アイス屋さんに連れて行ってくれたり、本当に親切な方だった。IBMの山崎さん、ありがとうございました!

日が暮れ始めた。今日の予定はまだ決めていなかった。この先自転車で走っても、大きな街がないことはわかっていた。ぼくは勢いで電車に飛び込んだ。

 

悠久のライン川を見ながら、うとうと眠りながら・・・着いたのは、旧西ドイツの首都ボン。

連絡を取って、ボン大学に留学している早稲田大学国際教養学部3年生の作見さんの寮に泊まらせてもらえることになった。会ったのは初めてだけど、共通の友達が2人いた。日本から遠く離れた場所で、同じ大学の学生に会えてなんだか嬉しい。

これからボンを観光してくる。

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 - 2010 ツール・ド・ヨーロッパ(スポンサーを集めて自転車で西ヨーロッパ一周の旅), ドイツ , , ,