Run to Infinity

by Yota Nakamura /// 「自転車で世界を旅する元添乗員ライター」中村洋太の挑戦と情報発信のブログ

希少価値の高め方

      2017/07/20

大学生の頃から、「人としての希少価値」について考えるようになった。

どういう生き方をすれば、「その他一般」に埋もれず、オンリーワンの存在になれるか、ということを。

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そうした考えが生まれた背景には、歳の離れた二人の兄の存在があった。

ぼくが中学生の頃、二人とも大学生だった。一番上の兄は、音楽の道に進んだ。真ん中の兄は、陸上の長距離選手だった。

音楽と陸上。対極的に思えたが、小さい頃から慣れ親しんできたため、結果としてぼくはどちらにも興味を持った。

すなわち大学に入ってから、オーケストラサークルに所属し、なおかつランニングやサッカーの習慣も欠かさなかった。だから珍しがられた。体育会系でありながら文化系の人間だったから。

あるとき、「オーボエが吹けて、サッカーもできる人ってどのくらいいるんだろうか」と想像したことがある。もちろんそういう人はいるだろうけど、きっとそんなに多くはないと思った。

では、「オーボエが吹けて、和太鼓が叩けて、サッカーができて、パントマイムができる人は?」

これはきっと、ごく一握りの人間になるだろうと思った。

そんなことを考えて、大学3年になったとき、新入生のふりをして友達とパントマイムサークルに入ろうとしたことがある。結局3回くらい遊びに行って入らなかったけど。

でも、こういう考え方が好きだった。理系の人間でありながら、文章を書くのも好きだった。分野とかジャンルという、人間が勝手に作った枠組みに、とらわれすぎてはいけないと思った。

だってみんな、「俺は理系だから」とか「私はインドア派だから」といって、自分を箱に押しやって、可能性を狭め過ぎていると感じたから。

分野やジャンルを組み合わせる、あるいは自在に行き来することを意識した。

サッカーで一番、オーボエで一番というように、ひとつの分野で一番の人間になることは難しい。

けれど、物事を組み合わせることで、何かの分野で一番になれる可能性は高くなる。そして、ジャンルの離れたものを組み合わせることで、競争相手が少なくなる分、一番になれる可能性はより高くなる。

自転車旅をするパティシエ、プログラミングができるサロンモデル、女子大生の起業家など、ぼくの周りにも、意外な組み合わせでフロントランナーになっている人たちがいる。彼ら彼女らを見ていて、すごく上手な戦い方をしていると感じる。

ぼくは今、改めてこの「希少価値」について考えている。

今年の初め、「汗と文章をかく(書く)」ということを自分のキーワードにしたのは、そういう理由からである。

自転車旅をする人で、なおかつ文章が書ける人間というのは、そんなに多くない。

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かつては、旅をして、書くだけだった。でも今は、それだけじゃない。社会人になってから蓄えた力もある。

自転車旅と書くことを主軸に、インタビュー、人を繋げる力、企画力、行動力、好奇心など、自分の強みを組み合わせていけば、この世の中に自分ならではの「希少価値」をもたらすことができるのではないかと信じている。

その希少価値で具体的に何をするのか、ということはまだまだ詰めなくてはいけないけど、ざっくりとした希望を持って進みたいと思う。

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