Run to Infinity

by Yota Nakamura /// 「自転車で世界を旅する元添乗員ライター」中村洋太の挑戦と情報発信のブログ

横手のかまくら祭り

      2017/02/25

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「秋田弁では、『け』という言葉に、3つの意味があるんですよ」

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と、秋田県出身のガイドさんは言った。

ひとつは、『食え』

「うめがらけ~」は、おいしいから食べな~。

ふたつめは、『来い』

「こっちさけ~」は、こっちに来なさいよ~。

みっつめは、『かゆい』

「せながけ~」は、背中かゆいよ~。

という意味になるそうだ。

ちなみに「く」は、食う、という意味になるそう。

「だから秋田の人は、『け』、『く』で会話が成り立つんですよ~」

頑張って標準語で話すのだけど、どうしても言葉の端々に秋田弁が出てしまうガイドさんに、一同は和んだ。

(なんだ、大した雪じゃないじゃないか)

と思って秋田に入るも、いやいや、夜はすごい大雪だった。あっという間に積もる。それでも「今年は雪が少ない」と、地元の人はなんでもないという様子だった。

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さすが日本有数の豪雪地帯。見たこともない除雪機械がたくさん。歩道では小さなスプリンクラーが絶えず雪を溶かしていて、大曲駅ではパトカーに積もった雪を警官たちが落としていた。

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「みちのくの小京都」と謳われる角館では、地元の語り部が「昔はこうして雪道を歩いたんだ」と教えてくれた。

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横手では、年に一度のかまくら祭りが行われ、「入ってたんせ~(入ってください)」「あがってたんせ〜(お餅や甘酒を召し上がってください)」という子どもたちの元気な声が夜を照らした。

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おそらく世界にひとつだけ?の「かまくら交番」もあった。

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ミニかまくらは幻想的だった。

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かまくらの中は暖かく、子どもたちが甘酒やお餅をくれた。

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少し奥まったところに来ると、観光客慣れした国内外のお祭りとは異なる、純朴な風情があった。だいたい気持ちとして100円くらい渡すのが通例なのだが、子どもたちは少しも「しめしめ」という顔はせず、心からの「ありがとうございます~」という気持ちのこもった返事をする。

むしろそのことの方に、温かさを感じた。

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挑戦は続く。

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