Run to Infinity

by Yota Nakamura /// 中村洋太の挑戦と発信のブログ

【ツール・ド・西海岸 第1ステージ】迷彩服でもダメ? まさかのハプニング

   

自転車でアメリカ西海岸縦断の旅
ツール・ド・西海岸 第1ステージ
サンディエゴ(San Diego)〜サン・クレメンテ(San Clemente)
89km

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明け方まで小雨が降っていたが、出発する頃には止んでいた。気温は少し涼しめ。

ルームメイトのレイさんに見送られ、旅をスタートさせた。荷物が重く、坂道は余計に疲れたが、感覚はすぐに取り戻せて、快調に走ることができた。

トーリーパイン、デル・マー、ソラナビーチ、カールスバッドと、次から次へとビーチが登場した。

映像を作ってみた。これが結構好評。

予定より1時間も早く、オーシャンサイドに着いた。既に46km走った。お昼休憩にして、ビーチ近くのお店でブリトーを食べた。

しかし、ここから先でハプニングが起きた。

オーシャンサイドからロサンゼルス方面に数km区間、道は軍の施設の中を通る。そのため、検問所を避けて通ることはできない。

実は3年前にこの道を経験済みで、当時は反対のロサンゼルス側から走ってきた。自転車も軍の施設内を通ることができる。これが当時の写真。

だから今回も普通に行けるだろうと思っていたのだが、

「IDを見せて」

「パスポートでもいいですか?」

「いいよ」

「はい」

「・・・アメリカ国民のパスポートじゃないとダメだ」

「えええええ。ツーリストはダメなの?」

「ダメだ」

「サン・クレメンテへ行きたいんだけど、この道を通る以外に方法はありますか?」

「自転車ではここを通る以外にない。ここを抜けたかったら、オーシャンサイドに戻って、バスか電車を使いなさい」

・・・なんてこったい。いきなり乗り物を使うことになるとは。迷彩服まで着ているというのに笑

なんだか腑に落ちなかったが、それしか方法がないので仕方ない。命に関わるハプニングじゃないだけよしとしよう。

来た道を戻り、オーシャンサイドのトランジットセンターへ。電車で軍の施設を越えたところの駅まで行くことにした。

前向きに切り替えて、鉄道を紹介しよう。自転車は追加料金なしで載せることができた。自転車専用のスペースがある。

 

電車は海沿いを走る。

 

次の駅で降り、そこから自転車でサン・クレメンテに住むKenさんの家まで走った。

WarmShowersというサービスで彼を見つけ、3日ほど前にコンタクトを取ったところ、なんと無料で泊めていただけることになった。知らない人だったが、口コミの評価は非常に高く、問題なさそうだった。

彼は南アフリカ出身で、2003年からこの家に住んでいるのだそう。広いリビングから海を眺められて、ところどころに飾ってある現代アートも素敵で、なんだこの豪邸は。ぼくに与えられた一室も、ホテルとなんら変わりなかった。

「シャワーも冷蔵庫も洗濯機も好きに使っていいよ。ビーチもおすすめだよ」と言って、ぼくに合鍵を渡して出かけていった。

ぼくもサン・クレメンテのビーチの方へ行ってみた。

リビングで夕日を眺めながら、このブログを書いている。なんとも贅沢な時間だ。

ケンさんが帰ってきて、地図を見せてもらいながらこれまでの旅の話を聞かせていただいた。

彼はフリーランスで地図を作る仕事をしているらしい。政府からも仕事を請け負っているのだとか。どおりで地図の話になると止まらないわけだ。ぼくも好きだからおもしろかったけど。

たとえば、「日本を自転車で旅するなら、九州がおすすめだよ」と言うと、

「どの道がおすすめ?」
「高千穂〜阿蘇〜九重の道がおすすめだよ」
「ああ、なるほど。ここがこう繋がっているのか・・・」と自分の世界に入っていく。ぼくもおすすめの場所を言われたら、必ず地図で確かめる癖があるから、とても気が合った。

それが嬉しかったのか、シエラネバダのおすすめトレイルコースについて地図を細かく見ながら1時間にわたり講義を受けた。ちょっとキツかったが、有益な情報も得られたのでOK。

とりあえず初日走ってみて、思ったよりも長距離がいけることがわかった。2ヶ月間のトレーニングの成果があった。

心配なのは、早朝と夕方以降の寒さ。風が強く、冷たい。薄着しか持ってこなかったので、何か調達しないと耐えられなさそうだ。

明日はいよいよロサンゼルスへ向かう。約120kmあるので、朝早くから出発して、走りに集中する。

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 - 2017 サンディエゴ語学留学&アメリカ西海岸縦断自転車旅「ツール・ド・西海岸」, アメリカ