Run to Infinity

by Yota Nakamura /// 中村洋太の挑戦と発信のブログ

【ツール・ド・西海岸 第6ステージ】Nothing at all.

      2017/06/19

自転車でアメリカ西海岸縦断の旅
ツール・ド・西海岸 第6ステージ
サン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)〜 キングシティ(King City)
145km

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映像はこちら。下りはスピード感がある。

 

朝のコーヒーが沁みる・・・!

昨日、あまりに疲れて夜ごはんを食べたあと、映像編集の途中で意識が消えてしまった。目覚めたら朝6時だったので、モーテル近くのスタバにやってきて、このブログを書いている。

こちらのスタバは朝4時半とか5時からオープンしているお店が多く、「どうしてこんなに早いんだろう?」と思って投稿してみたら、添乗員の同期が

「ニューヨークなど、東海岸はもう仕事始まってるので、西海岸はそっちにペース合わせてんのよ。その分、早く終わる。オーストラリアとかも、シドニーに合わせてるので同じ」

と教えてくれた。なるほど、納得した。

で、実際にお店に来てみると、6時過ぎでも行列ができていた。ミリタリーの人も普通に買っている。

ちょっと面白かったのは、今ここで原稿を書いていたら、客のおばちゃんに話しかけられて、

「あなたのパソコンいいわね〜。これはマックの何?最新の?いくらしたの?ちょっと持ってみてもいい?あら、軽い!チェックしてみるわ。ありがとう」

と言われた。このようにパソコンに関して聞かれたのは、これで3度目だ。

さて、昨日の話に戻ろう。学生寮に泊まっていた。朝起きると、ニコルちゃんが朝食を作ってくれ、見送ってくれた。

ライフガードの派手なジャージが「超かっこいい!」と気に入っていた。

いきなり標高600mの峠越えが始まり、想像以上のキツさに途中から歩いた。

そしてハイウェイから逸れて、マイナーな自転車道を選択したのが失敗だった。1時間かけてようやく峠を越えて、ジャングルのような道を進んだところでようやく気づいた。

この道は、もう使われていない道だったのだ。

 

ようやく101号線に復帰。一気に下るが、ジャングルで体力を使った。予定よりも1時間遅れで昼食。

午後はまだ、80km以上残っていた。

最後のレストエリアの自動販売機で水を買ってから、目的地であるキングシティの近郊まで、

4時間にわたり、

Nothing at all.

コンビニもガソリンスタンドも自販も、飲み物を売っている場所はどこにもなく、それどころか日陰すらない。さらに道路の舗装状態も悪くスピードが出せず、おまけに立っていられないほどの強風が向かい風となり、まったく自転車が進まなかった。

踏んだり蹴ったりの状態で、ぼくはさすがにぐったりした。景色も変わらない。ただ灼熱の太陽を浴びながら、ほんの少しずつ進んでいく。体力は消耗する一方。2リットル以上あった飲み物も、もうすぐ尽きる。

4時間ぶりにガソリンスタンドを見たときに、天国に見えた。この時点で夜7時。

町まであと10kmなのに、そのたった10kmがあまりにも遠かった。

最後の気力を振り絞り、キングシティのモーテルに到着。もう、しばらく何も考えられなかった。

 

汗が干上がり、顔から塩が出ていた。

「タコベル」というファストフード店でタコスを食べて、そのまま寝てしまった。

さて、今日もまた100km以上を走る。もうすぐ朝8時になる。今から着替えて、スタートだ。今日は何事もなく進んでほしい。想像以上の過酷さに、心が折れそうだ。

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 - 2017 サンディエゴ語学留学&アメリカ西海岸縦断自転車旅「ツール・ド・西海岸」, アメリカ