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「表現者」としての自覚

投稿日:2016年1月7日 更新日:

今朝は6時半から、新丸子まで10kmのサイクリング! 1年半ぶりにロードバイクに乗りました。

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走りながら、

「バイタリティーが、正しい方向に放出されている」

と感じました。走っているときの目も、昔の自分に戻っていました。希望を見ている目です。

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ところで今日、自分は「表現者」であると自覚しました。

「表現者とは、内面に、あまりにも多くの表現したいこと、他の人に伝えたいことを持ち過ぎていて、とても自分ひとりの心中には収め切れない人のこと」

という文章を読んだからです。

世の中には、様々な肩書きや職業があります。ライター、写真家、演奏者、アスリート、旅人、編集者、メディア、、、ぼくはいずれにも当てはまり、同時にいずれでもありません。

だから「表現者」です。文章、カメラ、身体、メディア、楽器、自転車、、、状況に応じた媒体で、自分の精神性を伝える人間です。ぼくにとって大事なのは、媒体ではなく、精神性であり、対象の中に見出した「美しさ」です。

これらを人の評価を気にせず、素直に表現すればいいんだと、今朝、走りながら気付きました。人が求める(であろう)ものを表現する必要はなく、自分が求めているものを素直に表現すればいいということです。

「表現者とは、あらゆる対象に対して美を見出すことができる人。その美との邂逅(巡り会い)に、毎回、新鮮な感動を覚え、自らの魂を打ち震わせることができる人。さらに、自らの感動による魂の振動を増幅し、今度は、自分自身を感動の媒体としていくことができる人、すなわち、その人の表現と接する人たちに、美との邂逅による、感動の機会を提供することができる人であると言えよう」

バイタリティーとは「表現意欲のエネルギー」だと思います。これを適切な方向にコントロールすることが、優れた「表現者」の条件なのかもしれません。 

ぼくの内側には、マグマのようなバイタリティーがあります。エネルギー量は高いですが、どこにどう放出したらいいのか、よくわかっていませんでした。

これまで色々なことにチャレンジする中で、たびたび怒られました。それは多分、放出する方向性が間違っていたからだと思います。逆に、方向性が合っていたときは、人に喜ばれたり、感動を与えることができました。

いったいバイタリティー放出の適切な方向性とは何なのか、と考えたとき、今朝のサイクリングは、間違っていなかったと直感的に感じました。

今までの自分は、承認欲求を満たすため(外側)に、バイタリティーを放出していました。

今朝の自分は、内なる欲求を満たすため(内側)に、バイタリティーを放出しました。これが良かったのだと思います。

イチローは人を喜ばせるために野球をするのではなく、自分の欲求を満たすために野球をしていて、その結果、観る者を喜ばせています。きっとこれと同じ原理です。

バイタリティーを内側に放出したとき、自らが光輝く存在となって、その光が外側に放射されるのかもしれません。

「どんなに未熟でも良い。未完成でも良い。荒削りでも良い。

でも、自分が感じたことを表現することだけは止めないで欲しい。

無理に媒体に自分を合わせて、自分を小さく型にはめようとするべきでもない。

誤解を恐れずに述べれば、媒体を利用して自分の表現エネルギーを解放すれば良いのだ。

表現し続けていれば、いずれはそのエネルギーをコントロールできるようになるものだ。

自らの表現意欲が、どうすれば良いのかを教えてくれるときが来るだろう。

それまで何年でも耐えて表現し続けることだ。

あくまでも自分が感じたこと。そして、そこから増幅されて、

表現せざるを得ないエネルギーを表出させること。それが全てである。

常にマグマを絶やさない活火山であり続けて欲しい。

その熱い想いこそが、人の心を揺り動かすのです」

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挑戦は続く。

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