さて、なんとかマドリード行きの切符を手に入れた。
ツール・ド・ヨーロッパ
第20ステージ
サンティアゴ・デ・コンポステーラ~マドリード
マドリードへ向かう夜行バスで寝ていると、夜中の2時くらいにバスがストップした。日本と同じようなサービスエリアだった。カフェが開いており、パンを食べることができた。晩御飯を食べていなかったのでうれしかった。水も買えて、その後は安心して眠れた。とはいえ、椅子に座りながらなので体勢はきつかった。
朝6時、マドリードに到着。外は真っ暗で少し涼しい。自転車を組み立てる。チェーンに触るのでまた手は真っ黒け。この油汚れは石鹸でもなかなか落ちないから厄介だ。
無事に組み立て終わり、駅の近くのカフェで一切れのスペイン風オムレツを食べた。おいしい。その後、スターバックスのwi-fiを利用してブログを書いていた。
10時になったので、マドリード在住の高橋さんのお宅へ伺った。兄の知り合いの方に紹介していただき、泊めていただけることになった。
午後は一人でマドリードを観光。ピカソの『ゲルニカ』が見たかったので、レイナ・ソフィア美術館へ行った。ここは近代美術館。1階にはガラクタの寄せ集めのようなものがアートとして展示してある。このレベルになるともはや小学生のいたずらと見分けがつかない。
2階は面白かった。ミロ、ピカソの絵がたくさん。ミロの絵を眺めていると、隣の部屋に大学の先輩にすごい似ている人がいた。「よく似てるなぁ~」と思ったら、その人もそんな感じの顔でぼくのことを見ている。
え、まさか・・・!!
津久井さん!大学の、それも同じ研究室の先輩だった。学校で毎日顔を合わせている人と、まさかスペインの、それもマドリードの、そしてこの美術館のこの空間で、偶然出会うなんて・・・!奇跡だ。
記念にゲルニカをバックに写真を撮ってしまった。
いやぁ、嬉しかった。みぞぐっちゃん(研究室の友達)、見てるか~?笑
ゲルニカは想像以上に大きな絵だった。そしてピカソの絵には力があった。
けどぼくはミロの絵の方が好きかもしれない。空間と色の使い方が神がかっている。アムステルダムの美術館で見たミロの絵は良かったなぁ。
美術館を出て再び津久井さんと撮影。
明日日本に帰るとのこと。気をつけてお帰りください!
ぼくはバレンシア行きの切符を買いにマドリード・アトーチャ駅へ行ってきた。
アトーチャ駅構内には、大量の熱帯植物が植えられていてビックリ・・・!
これは少し有名な観光スポットなんです。ちょっと謎だけど。
その後、マヨール広場や
王宮を覗いて家に帰ってきた。
夜は2歳のエリカちゃんと遊んだ。既に日本語、ドイツ語、スペイン語を話すトリリンガルなのです。
トマト祭りが近付いてきました。明日バレンシアに入ります