ツール・ド・ヨーロッパ
第4ステージ
ボン
36.5km
泊まらせてもらった作見さんに、ボンを案内してもらう。自転車で周遊することにした。部屋に荷物を置いておけるので、今日は軽量で済む。荷物を整理していて、あることを思いついた。
「せっかくだから、今日はこれを着て走るか」
ダイソーで300円で買ったはっぴ。「お祭り」と書いてある。ボン中に日本を宣伝してこよう。
まずは、去年ワセオケが演奏したホール、「ベートーベン ハレ」に寄った。ベートーベンと記念写真。
お昼は屋台で買った。カリーヴルスト(カレー味のソーセージ)と、チョコバナナのクレープ。
2.2ユーロと1.5ユーロ。クレープ安くておいしい!ひろーい庭で食べました。
その後、ボンから約10km離れたケーニヒスヴィンターという街に行き、「ドラッヘンフェルス(竜の岩山)」と呼ばれる山に登った。『英雄ジークフリートは、ここで竜を退治し、その返り血を浴びて不死身になったという伝説が残っている』と、地球の歩き方には書いてある。
麓に自転車を置き、歩いて山頂を目指した。かなり傾斜がきつかったけど、なんとかたどり着いた。頂上からの眺めは最高だった。
そしてはっぴを着ていたぼくは注目の的だった。
「This is a Japanese traditional costume.」
「Oh~」
ボンに戻ってきて、早稲田大学ヨーロッパセンターに行った。ヨーロッパセンターでは、ヨーロッパに留学している早大生や、早稲田に留学したい外国人などに対して情報提供をしたり、またヨーロッパ地域に関する研究や国際共同研究および日本事情の紹介のための推進拠点として活用されている。しかし、留学生でもないただの早大生が、ここにくるのは珍しいことだろう。
「こんにちは。日本から来ました、創造理工学部4年の中村洋太と申します。この早稲田ウィークリーって見ましたか?」
「はい、見ました」
「ここに載ってるの、ぼくなんです。」
「え?あぁーー、そうでしたか!見ました見ました!よくいらっしゃいましたね~」
ということで、色々と説明をしてきました。「ヨーロッパで何かあったら連絡してください。サポートします。」と言ってくださいました。早稲田の紋章がヨーロッパで見られるとは思わなかった。西ヨーロッパとか、「都の西北」過ぎる。
その後、17時に待ち合わせをしていたお二人に会ってきました。
一番最初の方に協賛してくださった大迫さんと、その友人の藤江さんです。大迫さんは一番初期の段階からぼくのブログを見てくださっていたから、「本当によくこの旅が実現したね~」と言ってくださいました。3か月前は協賛金も0円だったから、そう言われれば確かにそうだ。ボンで協賛金を渡したいから、ぜひ来てくださいと以前から言われていました。こうして実際にお会いできてよかったです。
ボンで有名なお店で夕食を御馳走になりました。ソーセージもシュニッツェル(豚カツ)もポテトもみんなおいしい!
隣に座っていたドイツ人と仲良くなりました。なんとこの人は少し前までアフガニスタンに派遣されていた兵士だそうです。各国のおいしいビールの名前を教えてくれました。あと小さなお守りも。
それにしても、このお店のトイレは代物だ。
小便でボールをゴールに入れるなんて・・・笑 やはり日本じゃない。
大迫さんは時計職人を目指し、ドイツにやってきました。とてもしっかりした方で、すごいなと思いました。時計の話が面白かったです。藤江さんは芸術家を目指して、ボンで勉強しています。藤江さんの話も刺激になりました。なんかドイツに住むのとか憧れます・・・笑
とても楽しかったです!ありがとうございました!また再会できるのを楽しみにしています!
ネタの尽きない毎日。ボンでの楽しいひと時が終わり、また次の街へ・・・。
明日は、ライン川沿いに北上します。(「世界の車窓から」風)