自転車でアメリカ西海岸縦断の旅
ツール・ド・西海岸 第2ステージ
サン・クレメンテ(San Clemente)〜ロサンゼルス(Los Angeles)
121km
素人ながら、映像制作にハマってきた。今日の走りを映像にしたので、ぜひ観てほしい。この自転車旅の魅力は、文章と映像を組み合わせることによって、さらに鮮明に伝わるはずだ。
今朝は7時に起きた。もう少し早く起きて出発しようと思っていたが、疲れがたまっていて、できればもう少し寝ていたかった。サン・クレメンテで泊めていただいたケンさん(日本人っぽい名前だが全く関係なく南アフリカ出身)が、簡単な朝食を用意してくださった。
「現代アートがお好きなんですね。ぼくもアートが好きです。とくに玄関に飾ってあった絵が好きです」
「あれはね、この近くの町に住んでいる作家から買ったんだ。はじめは買うかどうか迷っていた。そしたら彼が、『2ヶ月貸すから、気に入ったら買ってくれ』と言って、玄関に取り付けたんだよ。それで、そのままの状態さ」
短い間だったが、彼と色々な話をするのが楽しかった。ときどき細かな英語が理解できないこともあるが、言っていることは大体わかるようになった。
8時半に出発。少しゆっくりしてしまった。今日は120kmあるので飛ばさないといけない。
前半は、ひたすら海岸線を走った。昨日よりも素晴らしいビーチがたくさんあった。憧れていたカリフォルニアのイメージそのままの世界だった。
60km以上走ったところで、お昼ご飯。今日は日本にもあるSUBWAYで、日本にはないラージサイズ(日本の二倍の大きさ)を注文した。これだけ走ればいくらでも食べられる。自転車旅では、食べたものがガソリンになる。
後半戦は、内陸へ進んだ。
「ロサンゼルスの中心部へ行くなら、川に沿って走るといいよ。すべてサイクリングロードになっている」
というのが、ケンさんからのアドバイスだった。
まさに、最高の道だった。信号は当然ないし、舗装状態も良い。時速30kmを維持して1時間近く走ることができた。多摩川のサイクリングロードよりも走りやすかった。
ラストは市街地を20kmほど走り、無事ゴール。パサデナというエリアにやってきた。
スターバックスでアイスコーヒーを飲み、休憩。100km以上走ったのは久しぶりで、本当に疲れた。しかし、これだけの体力をまだ秘めていたことに我ながらビックリした。そして最高に達成感がある。
今夜は、ロサンゼルスで活躍するフォトグラファー、Kyle Ellisさんの家に泊まらせていただけることになった。彼とは昨年、東京で出会った。ぼくの主催した「ツール・ド・和菓子」に参加してくれた。
このとき偶然知り合った人たちに、本当にお世話になっている。上の写真で右に座っているNhanとは、先日キャンピングカーで一緒にセドナへ行った。 さらにサンフランシスコで、このメンバーのうちのひとりと会う予定。
夕食はラーメンを食べた。ここは本当においしく、日本のクオリティと変わらなかった。
明日はロサンゼルスに滞在し、Kyleと一緒に写真を撮りに行く予定。楽しみだ。