ツール・ド・ヨーロッパ
第21ステージ
マドリード~バレンシア
お昼前、お世話になった高橋さんのお宅を出発。
マドリードとバレンシアは約350km離れている。以前、「マドリードからバレンシアへ向かう」と、スペイン人に言ったら、「まさかそこも自転車で行くのか?」と言われ、「いや、電車で行くつもりだ」と答えると、「それなら良かった。あそこは自転車じゃ無理だ」と言われた。
はて、どうして無理と言ったんだろうか。電車から景色を見ていて、どうもその理由がわかった気がした。
果てしなく砂漠のような景色が続くからだ。
見るからに暑そうだ。そして、たまに近くの道路を車が走っているが未舗装の道路が多く、ぼくの自転車ではすぐにパンクしてしまうので走れない。
なるほど。これは電車で行って良かった。しかし、ときおりひまわり畑があったり、奇麗な風景もあった。赤茶色の土がなんともスペインらしかった。
電車とはいえ、6時間もかかった。原稿の下書きを2つiphoneで書いていた。景色を眺めながらミスチルを聴くのは最高だった。
夜(と言っても全然明るいが)、バレンシアに到着。
日本人がとにかく多い。みんなトマト祭り目当てだろう。そして、(ぼくを含め)世界中のアホ達がこの街に集まってくる(もちろんほとんどが20代)。早くもみんなバカ騒ぎをしている。トマト祭りTシャツを着ている人が多い。ぼくも欲しい。
今日は、アップルワールド さんに提供していただいた最後のホテルです。
「ホテル デイリーイン」
受付の人に「自転車はどこに置けばいいですか?」と聞いたら、
「スイートルームが空いているから、そこにグレードアップしてあげるわね。自転車も置けるし、大きなテラスがあるわ」
やったぁ!!運がいい!スペインはワールドカップで優勝したからご機嫌なんだろうか。大きなテラスってなんだろう。ワクワク!
なんだこの広さ~!これが部屋の一部か!笑
レストランで食事をしていて、隣に座っていたおじさんに話しかけたら仲良くなりました。40か50歳くらいのおじさんだけど笑
イタリア人のステファノさんという方で、モデナ(ボローニャの近く)という街に住んでいます。「ボローニャには行く予定です」と伝えると、「11日までに来るなら連絡しなさい。知り合いの日本人を紹介するよ」と言ってくださいました^^ なんとか11日までに行きたいな。
いよいよ明日の11時から、ここから40km離れたブニョールという小さな町で「トマト祭り」が行われます。
ぼくがメチャクチャ楽しみにしていたイベントです。これを報告するのが待ち遠しかったです。
朝は相当早く出発します。写真を撮るのは困難らしい(トマトを思いっきりぶつけられて壊れるから)けど、一応デジカメを持っていって、チャンスがあれば撮ってきます。
日本のテレビ局の取材陣がいたら狙います。日本時間の25日の夜か、26日の朝のニュースで放送されると思います。
明日の目標は、日本人に話しかけて、一緒にパエリアを食べてくれる人を探すこと!というのも、パエリアを食べたいのですが、レストランでは2人前以上じゃないと頼めないのです。どうしてもパエリアの本場バレンシアで食べたい!
ということで頑張ってきます!