『低速の貴公子』は今日も行く
ツール・ド・ヨーロッパ
第38ステージ
ボローニャ~イモラ~リミニ
44km
朝はボローニャで一番有名な塔に登ってきた。
写真で、右側の高い塔に登った。そして左側の塔は、傾いているんです。ピサ以外にも、斜塔があるということを初めて知りました。
ちょっと傾いているでしょ?
この図で、ピサの斜塔の右にあるのがボローニャの塔です。傾いているのがありますね。
塔は約100m。エレベーターはなく、登るのが大変だった。
ぐるぐると石の階段を上がっていき、最後は息を切らしながら・・・
しかし登ってビックリ!こんなに景色が良いなんて・・・
ボローニャの街どころか、ずっと先まで見渡せました。高度があるせいか、風がゴーっと強く吹いていて気持ち良かった。
さっきの塔を真上から見るとこんな感じ。やっぱり傾いてる。
それから、ボローニャで有名だというフリーマーケットも少し見てきた。大きな広場がお店でビッシリと埋め尽くされている。
古着や雑貨が1ユーロから買えたり、見ているだけで楽しかった。これからスイスやドイツへ入るのに、自転車用の上着が必要になるのでちょっと探しました。いいジャケットがあったんだけど、サイズが合わず断念。
ボローニャを出発して、東へ。今日は風が辛かった。左から強風が吹くので、道路から外れないように必死だ。いつも以上にハンドル裁きに集中する。
イモラという小さな町に着いた。
この町に何があるかと言えば、F1のコースがある。2006年まで行われていたサンマリノGPというレースは、通称イモラ・サーキットと呼ばれるこの町のレーシング場で開催されていた。
そして1994年、このイモラ・サーキットで「世界最速」と言われた『音速の貴公子』、アイルトン・セナが事故死した。
何回も人に聞きまわって、ようやくセナのお墓と記念碑を見つけた。
「ぼくもモナコGPを走りました。ありがとうございます。」と、セナに場違いなお礼を言ってきた。
イモラから電車で一時間。地中海に面したリミニという街にやってきた。ここに、中村家の知り合いの家がある。
猫を抱いているのは、アリちゃん(アリーチェ)。現在、法政大学の大学院生です。日本語ペラペラなのが嬉しい。部屋にはドラゴンボールやワンピース、スラムダンクのイタリア語版マンガが置いてあります。
ここからトスカーナの方へ向かおうと思っています。
久々のお洗濯・・・