140km走った。この旅一番の距離。最後の気力を出すときがきた。
ツール・ド・ヨーロッパ
第48ステージ
ブリーク~ヴェヴェイ
140km
朝7時に目が覚める。もう少し寝ていたいが、起きなければ。今日は長丁場だ。
9時に出発した。外に出ると寒い!気温は10℃もない。リミニのおじさんに長袖の自転車ジャージをもらっておいてよかった。だけど体が温まるまでは手が麻痺していた。
アルプスの谷間をひたすら西へまっすぐ走る。ヤギやヒツジや馬、様々な動物がいた。
汗をかいてくると、冷たい風が心地よい。景色も最高だ。道はほとんど平坦で走りやすい。サイクリングロードもあるが、かなり道がクネクネして距離が長くなるので、普通の国道を走ることにした。
お昼までに60km走って、シオンという街に着いた。
ここのマックで小休憩。wifiがタダで使えるのが嬉しい。水を補給して、再び出発。目的地のヴェヴェイまではまだ80kmある。
大量のぶどう畑!すごい光景だ。
途中から車道脇に自転車道があって、これは良かった。安心。
中盤の約30km区間は、向かい風が強くて全然前に進まなかった。時速30kmで走っていたのが急に10kmに落ちると、止まっているかのように感じてしまう。精神的に重たい。
なんとか山場を抜けると、後はまた快調だった。
午後5時。ヴェヴェイ駅に到着。お昼のマック以外、ひたすら走り続けた。
軽く小休憩をしてからレマン湖へ行った。ヴェヴェイはレマン湖畔の小さな街なのだ。
レマン湖は奇麗だ。夕暮れはなおさら素晴らしい。
レマン湖内に、巨大なフォークのオブジェがあった。
もちろんこんなことをする。
そして刺される。シュールな絵だ。
また、ヴェヴェイはチャップリンが愛した街である。彼は晩年の25年間をこの街で過ごした。この美しい夕暮れのレマン湖を、チャップリンもこの場所から見ていたんだろう。
チャップリンの銅像。
今日はいっぱい走ってかなり疲れた!けど明日も頑張ります!