全てのきっかけは、5月10日頃に風邪を引いたことだった。
明らかに疲労が溜まっていた。毎日26kmを自転車で走り、語学学校へ行き、午後は宿題とブログ。
ブログには、毎日の出来事をはじめに書き、その後、簡単な英語でも書いていた。たとえばこの記事のように。自分にとって英語の練習になるから、良いチャレンジだろうと思って続けていた。
25日間、それを続けて、ついに体調を崩した。「ブログ書かなくちゃ〜」と毎晩追い込まれていた。ときどき「ブログって書くのにどのくらいかかるんですか?30分くらいですか?」と聞かれるのだけど、ぼくは書くのが遅くて、2〜3時間かかってしまうこともある。
で、体調を崩して、いよいよ思い切ってブログを休むことにした。そして、方針を変えることに決めた。
変更点は以下の3点
・毎日更新 → ほぼ毎日更新
・英語でのブログ → 廃止
・日記形式 → コンテンツ形式
結果的にこれが良かった。順番に見ていこう。
目次
アクセス数の増加に繋がったブログ変更点
・毎日更新 → ほぼ毎日更新
「毎日書かないといけない」というプレッシャーが、精神的に負担になっていて、結果体調不良にも繋がってしまった。
ストレスも溜まるので、休みたければ休むことにした。休めばそれだけアクセス数が落ちると不安になっていたが、良質な記事を書ければ、結果としてアクセス数は上がることをこの数日間で実証できた。
・英語でのブログ → 廃止
英語を勉強しに来たわけだから、これは本当に悩んだ。英語で書くことは良い訓練になるだろうと思ったからだ。
しかし、25日間続けてみてわかったのは、「非常に中途半端なことをしている」ということ。
英語で書こうとすれば、当たり前だけど日本語で書くよりも時間がかかる。それは同時に、日本語で書く内容に力を注げなくなってしまうことを意味する。
実際、英語でも書いていた期間は、日本語の文章も中途半端なものだった。日々の出来事を時系列で書いていただけで、こういう記事はシェアされにくい。こんな感じ↓
要するに、ぼくが片言の英語で何かを中途半端に書くよりも、日本語で、本当に伝えたいことを漏らすことなく伝える方が、きっと価値のあることなのだ。海外生活中に感じたこと、気付いた点など、日本に暮らす方々がなかなか味わえない貴重な体験を、しっかりと丁寧にシェアしていくことが大切なのではないか。そう思った。
@yota1029 初めまして。
色々なことに気づせてくれる素晴らしい記事だったのでシェアしました。
日本にいると中々こういうエピソードが落ちてこないので、海外に住まわれてる方の発信は貴重だなと感じました!
— るってぃ (@rutty07z) 2017年5月22日
そして実際にいただいたコメントやアクセス数の増加が、それを証明してくれた。
確かに、自分の思考を外国人にも読んでもらいたいという気持ちはあるけど、今はまだそれを求めるタイミングではないかもしれない。まずしっかりと日本人のファンを作る。毎日ブログを覗きに来てくれるようなファンを。
そして「このブログを英語に訳したい」と自然に思ってくださる方が現れるくらい評価されないといけない。それが役割分担というもの。ぼくが苦手な英語で頑張るよりも、ぼくはぼくにしかできない文章を紡ぎ出すことに力を注いだ方がいい。
・日記形式 → コンテンツ形式
その日起きたことを時系列で書く(日記形式)のではなく、ひとつのテーマに絞る(コンテンツ形式)ことにした。
その結果、変更前後の11日間のアクセス数を比べてみたところ、PV数は約5.5倍になっていた。
中でも、「16歳の中国人をサイクリングに誘ったら、圧倒的な行動力と発想力の違いを見せつけられた話」は公開から3日間で16000PVを超えた。
これは少し例外級だが、その他の記事も、以前に比べて明らかにヒット記事が増えてきた。
たとえば、
「【何て読むの?】低価格なのに本物志向。マックを超える西海岸の大人気バーガー店「IN-N-OUT」」
「喧嘩を売りたくないので、わからなくても「I don’t know.」はなるべく使わないようにします。」
「「英語よりも大切なもの」サンディエゴで一ヶ月生活してみて」
「16歳の中国人が、イチローも通う寿司の名店でご馳走してくれた話」
「「目が見えないから『見える』こともある」辛坊キャスターと挑んだ太平洋横断。全盲のセーラー岩本光弘さんの挑戦は続く。」
などの記事が良い例だ。
こういうテーマを絞った記事の方が、圧倒的に読者にシェアされやすいことがわかった。
また、その他で気付いた点は、「英語学習に関する記事」のアクセス数が軒並み高いこと。
想像以上に多くの日本人が、「機会があれば英語を勉強したい」「英語力を伸ばしたい」と考えているのだなと感じた。
今後も良質な記事作りを最優先で取り組んでいきたい。