Q&Aコーナーを設けて質問を募集してから、ついに最初の質問が届きました!昨年インタビューさせていただいた、「kai pearl」の塔筋真弓さんからでした。
お久しぶり〜!質問を受け付けているということだったので連絡しました!
「インタビューをするときに、
・アポ取りで意識していること
・インタビュー前に準備していること
・インタビュー中に心がけていること
・インタビューを記事化するときに意識していること
はなんですか?」私はインタビューしてもらったときに、短い時間のインタビューながら、記事化されるスピード感とそのクオリティーにびっくりしました。改めてインタビュアーって人柄が出るし、洋太くんにインタビューしてもらえて光栄だったなって思ったの。母も記事を読んですごく喜んでくれて…
私も今新しいメディアを構築中で、インタビューをする予定なので、質問の答えを通して洋太くんから勉強させてもらえたら嬉しいです。益々のご活躍を応援してるよ〜!
素晴らしいご質問ありがとうございます!
ぼくはこの数年間で、100名以上の方々にお会いしに行き、お話を聞かせていただきました。ブログやサイトでインタビュー記事にしたり、Facebookでご紹介させていただきました。
インタビューのやり方は誰かから教わったわけではないので、変なところもあるかもしれませんが、知らない人にアポを取って、話を聞いて、記事にする。この経験は本当に勉強になりました。
では、早速答えていきます!
目次
アポ取りで意識していること
・「この人に会いたい」と思わせる、礼儀正しく丁寧なメールを送る。結論から言えば、これに尽きますが、もう少し詳しく。
・きちんと会う目的や、会いたいと思った理由を伝える。ただ「会いたいです」はNG。抽象的なのは失礼だし、相手は暇じゃありません。
・その方の記事や本などが既にあれば、読んだ感想を伝えたり、「この部分に共感しました」「この話について、もう少し詳しく伺いたいです」など伝えてもいいでしょう。相手に関心を持っていること、最低限のマナーがあることは伝わると思います。
・リスペクトしていることがきちんと伝わるように話しましょう。
・その方にとって、自分と会うメリットを感じさせる。(サイトで紹介させてほしい→知名度が上がる)(もしかしたら私の知人を紹介できるかもしれません→相手にとってメリット)
もちろん以上のようなことを意識しても、返信がないときもあるし、断られる場合もあります。でもだいたい6〜7割の確率で会いたい方には会えたな、というのが実感です。
インタビュー前に準備していること
・質問事項をメモしておく。
・すでに記事になっていることは押さえておく。なるべく最初から説明させない。(「え、それも知らないで会いに来たの?」と思わせたら失礼)
・まだ記事になっていない部分を探る。
インタビュー中に心がけていること
・用意した質問事項に頼り過ぎない。一問一答みたいになると生き生きとした話ができません。それよりも会話を心から楽しむ。脱線を楽しむ。フレキシブルな会話のやりとりからおもしろい話が聞けたりします。その場で疑問に思ったことを聞いてみる、とか。
インタビューを記事化するときに意識していること
・なるべくその感動や鮮度が薄れないうちに、その日のうちor翌日までには書く。
・録音に頼らない。録音はあくまで予備で使い、ぼくは記憶を最大限に頼っています。たとえば1時間の話を全部そのまま書いても、長いし、全てがおもしろい話とは限りません。自分がおもしろいと思った話を中心に記事を編集する必要があります。そのとき、最も自分の記憶に残っているのがおもしろい話のはずだから、それを書いています。録音に頼ると、おもしろい部分とそうでない部分でメリハリがつかず、平板な文章になりがちなので、それを避けます。
・自分の価値観を含ませる。「自分だったらこうするけど、○○さんはここでこうしたからすごい」とか、自分のフィルターを通してその人物を紹介していくと、自分にしか書けないインタビュー記事になります。でも主役はその人なので、あくまで控えめに。
・その人のことを知らない人が読んでも理解できるように書く。インタビュー時はその人の基本的な話にはふれないかもしれませんが、補足は適宜入れないと読者はついてこれなくなるので、そこは気をつけましょう。ぼくは原稿を書いてから、一度「その人のことを何も知らない小学生」の立場になって読み返します。そして補足が必要なところを見つけ出して、加えていきます。
ざっとですが、意識しているのは主にこんなところです。スタイルは人それぞれ異なるので、取り入れられる部分があれば、真似してみてください。参考になれば幸いです!