2年前のある日、訪日観光客向けWebマガジン「MATCHA」を創業した青木優くんと浅草の缶詰バーで話していました。
昨年は星野リゾートからの資金調達が決まるなど、彼とメディアの知名度はどんどん上がっていて、インバウンドメディアといえば「MATCHA」の名を思い浮かべる人が増えてきたのではないかと思います。
そのとき様々な話をしたのですが、終盤、彼は自分の大義について話し始めました。
「日本の魅力を世界に発信すること」と、MATCHAのビジョンでもあるシンプルで力強い大義を語ってくれました。彼は創業時から同じことを言い続けてきたと思います。
そして、この大義がサービスや諸々のことの指針となり、人材を引き寄せ、インバウンド業界において大きな流れを生み出しているのだろうなと感じました。
「なるほどね~」と感心していたぼくは不意打をくらいました。
「洋太さんの大義は何ですか?」
「え・・・なんだろう」
ハッキリと答えられないのです。
一応は「大義と思われるもの」を、「これかな?」「あれかな?」と挙げてみたのですが、う〜ん、なんか違うような・・・となってしまい、いかに自分がなんとなく日々を過ごしてしまっているか気付かされ、ショックを受けたことを覚えています。
さっきお風呂に入りながら、ふとこの話を思い出し、改めて「自分の大義は何だろう?」と問いかけてみたのですが、
やっぱり答えられませんでした。二度目のショックでした。
大義なのか使命感なのかわかりませんが、そういうものを持っている場面もあります。
「自らの挑戦と発信を通して、人の自発性を育てたい」と。これは確かに自分の想いとしてあります。
だけど、ずっとこれを想い続けているかと聞かれると、やや疑問です。日々の仕事に没頭していると、「何のためにやっているんだっけ」と忘れてしまうことが多いです。
別に大義がないといけないわけではありません。それはわかっているのですが、彼のようにひとつのシンプルな大義を持ち続け、愚直に行動している人を見ると、羨ましく思ってしまいます。
・何のために働いているのか
・何のために生きているのか
逆に、皆さんに聞いてみたいです。
あなたの大義は何ですか?