一般的な話ではなく、あくまで自分自身の問題としてだけど、
フリーランスになっても、罠はある。
目次
① できることだけをやってしまう
とりあえず食っていかないといけないから、今持っているスキルで、仕事をする。
ぼくであれば、文章を書くこと。今までもやってきた、できること。
でも、いつの間にか、それが「やりたかったこと」にすり替わっていることがある。
違う。それはできることであって、やりたくないことではないけれど、本当の意味でやりたいことではない。説明が難しい。
できるとわかっていることをするのは、当然大切なことなんだけど、
でもそれだけではいけない。自分の場合。
できることをするためにフリーランスになったのではなく、
できるかわからないけど、やりたいことをやるために、フリーランスになった。
そこを忘れてはいけない。
挑戦することを自らに課さないと、ズルズルと楽な方向にいってしまうことがある。
ぼくがとくにやりたくもない儲け話に手を出して1億稼ごうが、宇宙レベルで見れば、そんなこと超どうでもいい話で、
たとえ今はその価値を認められなかったとしても、ぼくじゃないとできないことをやらないと。
少なくとも、その方向に向かっている自分でありたい。
じゃないと、何のために生きているんだかわからなくなる。
ゴッホの絵だって、彼の生前に売れたのは、たった1枚だけだった。でも彼は、売れないからといって、スタイルを変えなかった。そういう信念を大切にしたい。
② 自己投資せずに、守りに入ってしまう
収入が減る分、なるべくお金を使わないようにする。
これも罠だと思った。
リスクを取らないでいたら、大した成長はできない。
海外に行きたいなら、行くと決めてしまう。
他人のことはどうこう言わないけど、
ぼくにはどうしてもやりたいことのためにスポンサーを集めた経験があるから、
「お金がないから海外へ行けない」と言うのは、自分にとっては言い訳。
まず、行くと決める。状況は無視して、先に決めてしまう。
決めてから、その方策を考えて、行動を起こす。
そうしないと、色々なことはできない。
お金を一切かけないで自分を成長させることなんて、なかなかできない。
本を買うのも、海外へ行くのも、人と会うのも、基本的にはどこかしらでお金がかかる。
とにかく自分の成長ややりたいことのためには、お金を使う。
あとで必ず回収できると信じて、無理してでも使う勇気を持った方がいい。
以上、2つの罠を、最近は感じているところ。
その他、大切にしたいことをいくつか。
本質的に生きたい。生きることの本質を追いたい。美しく生きたい。
先日、チェリオ専務取締役の菅大介さんとお話ししていて、意見が一致したのは、
「美しく生きたいよね」ということ。
ぼくは昔から、迷ったら「美しさ」を感じるものを選ぶ。
数学が好きだった影響が大きくて、定理や公式には、シンプルで無駄のない美しさがあるから、
逆に言えば、シンプルで無駄のない美しさを感じたら、それが正解なんだろうと思っている。
体験を第一に
言葉を生むため、つまり書くために何かをしようとするのは、本来順番が逆。
体験を第一に。骨の髄まで染み渡るような強い体験をしたら、書かずにはいられなくなる。そしたら書けばいい。
突き抜ける体験
もうひとつ、菅大介さんから言われたのが、
「洋太、お前は突き抜けろ」という言葉。
そう、せっかくフリーになったのだから、中途半端なことをやったらいけない。
真面目でもバカでもいいから、とにかく振り幅を大きくした方がいい。
突き抜ける体験をした方が、おもしろい。
今までの経験でできることをやるだけの人間にならないでほしい。
未知のこと、わからないことに直面して、そこを突き破っていく。そんな体験をしたい。