ここ数日、ハッとさせられる言葉にいくつか出会った。
「不安定な道を選ぶことをリスクだと恐れる人が多いけれど、僕にとって一番のリスクは、本気になれないこと。大切ではないもののために本気になれない場所にとどまり続けることが、一番のリスクなんです」
そう話すのは、芦名佑介さん。アメフトU-19日本代表キャプテン、プルデンシャル生命保険で史上最年少の営業所長、その後ハリウッドで俳優デビューするという、異色中の異色の経歴の持ち主。彼は数千万円という年収から、無職になり、一気に収入ゼロになった。しかし、安定よりも、本気になれる今の環境を幸せに感じているようだ。
「どうやら、『知識を詰め込むほど生きやすくなる人』と、『知識を詰め込むほど生きにくくなる人』がいるらしい」
twitter でたまたま目にしたこの言葉も、発見だった。
自分は間違いなく後者で、知識によって行動が制限されていると感じることがたびたびある。あるいは過去を振り返ったとき、「何も知らなかったからあんなことできたんだな」と思うこともある。必要以上に知りすぎることのないよう、自分の中でバランスを取りながら生きていきたい。
「自己犠牲をベースにした人間関係は不毛だけれど、幸せをベースにした人間関係は時に乾燥しがちな人生に潤いと意味をもたらす。「誰かのために」よりも、まずは「自分のために」というシンプルさこそが、逆説的でも、結果として周りを幸せにしていくのだろう」
国連職員の田島麻衣子さんの発言も、響いた。
誰かのために、よりも、自分のために。それが結果として、誰かのためになっていく。