やってみた ツール・ド・和菓子 ドコモ・バイクシェア活用例

都内の老舗和菓子屋を自転車で巡るサイクリングツアー「ツール・ド・和菓子」

投稿日:2017年4月3日 更新日:

和菓子の名店を自転車で巡る、「ツール・ド・和菓子」という企画が生まれたのは、2013年秋のこと。

きっかけは、とんねるずの「食わず嫌い王決定戦」だった。ゲストが手土産を持参するシーンを観ていて、「人と会うときに、手土産を渡すのって素敵だな」と思った。小さな贈り物をする習慣は、きっと人生を豊かにするだろう、と。

しかし、いざやってみようとしたら、困った困った。いったい何を手土産にしたらいいのか。「ここの〇〇はおいしいから」と、自信を持って渡せる「持ち駒」が自分にはないことに気付いた。

すぐに書店に行き、都内の和菓子の老舗や名店が網羅された雑誌を買ってきて、気になるお店をひとつひとつ調べていった。口コミなどもよく読んで、「ここは間違いなく名店なのだろう」と目星をつけたお店の場所をGoogle Maps上に落とし込み、これらのお店を巡ることにした。

目的は、自信を持って渡せる手土産を見つけること。「『おいしい』と評判のお菓子」ではなく、「自分が『おいしい』と思うお菓子」(なので、口コミはあくまでお店選びの参考に過ぎない)。

山手線の内側や、その周辺に散らばる星印(お気に入り登録したお店)を眺めていて、あることに気付いた。これらのお店を限られた時間でできるだけ多く訪ねるなら、電車よりも、自転車で巡った方がきっと効率良く回れる、ということを。過去に何度か自転車で山手線を一周したことがあったから、すぐにそう思った。

さらに、「きっとぼくと同じように、都内にどんな和菓子の名店があるのか知りたいという人は多いはずだ」と思い、友人を誘ってこれを企画化した。これが、「ツール・ド・和菓子」誕生の瞬間だった。これまでに何度も実施し、毎回参加者から好評を得る人気企画となった。

今なら、自信を持って渡せる手土産がいくつも思い浮かぶ。当初の目的は達成されたが、ぼくは日本の心とも言える「和菓子」の魅力、それから都内を自転車で巡る楽しさを、外国人観光客も含めてより多くの人に伝えたいと思い、この企画を続けている。

-やってみた, ツール・ド・和菓子, ドコモ・バイクシェア活用例
-

執筆者:

関連記事

日本語を学ぶアメリカの子どもたちに、日本について英語で授業してみた!

先日、サンディエゴに住むカオリさんから面白い提案があった。 カオリさんは週に1度、アメリカ人の子どもたちに日本語を教えているのだが、 「洋太さん、今度私の日本語の授業で、特別ゲストとして子どもたちに英 …

4月16日から3ヶ月間、アメリカ西海岸でチャレンジします!

野心がある。いずれ、世界的な人間になりたい。 「世界的な人間」といっても、まだ漠然としている。海外で働くのか、日本にいながら海外の人と仕事をするのか、そもそも何の仕事をするのか、今はまだわからないけれ …

登山家・栗城史多さんが教えてくれた、「苦しみ」との向き合い方

ことのはじまり 2010年夏。自転車でヨーロッパを旅していて、ちょうど1ヶ月が過ぎた頃だった。美しいブドウ畑を眺めながら、ぼくは南フランスの田舎道を気持ちよく走っていた。 途中、曲がり角に差しかかる手 …

【ツール・ド・桜餅】自転車で桜餅の名店を訪ねてみた!

今日は「ツール・ド・桜餅」を開催! ドコモ・バイクシェアの電動アシスト付き自転車を利用し、桜を眺めつつ和菓子屋を巡った。 あいにくの雨となったが、幸い小雨だったので実施。半蔵門のサイクルポートで自転車 …

ロサンゼルスでの一日

今日はロサンゼルスで休息日。午前はKyleが仕事なので、ぼくは起きてからパサデナ中心部のカフェへ行った。 おすすめされた「Copa Vida」というカフェで朝食を取ることにした。素敵なお店だ。 日本で …