台湾の宿の安さには驚いていますが、なかでも花蓮で泊まったゲストハウスはこれまでで最安でした。1泊760円。夕飯より安いです。
ツール・ド・台湾
第12ステージ
花蓮→蘇澳新駅〜宜蘭 28km(花蓮〜蘇澳新駅間は鉄道)
自転車の貸し出しもあったし、立地も良いし、全然悪くなかったです。日本人も多く泊まっていました。
さて、花蓮から北の海岸線は落石が多く、危険なエリアです。今年9月には、日本人サイクリストが命を落としています。
台湾観光局の方からもこの区間は走らないように勧められたので、安全第一で、鉄道を利用します。
一緒に乗り合わせたのは、ほとんどが中国からの団体ツアー客でした。中国の方を嫌っているわけではありませんが、声をかけてもムスっとしていて、やっぱり台湾人とは違うな〜と感じました。まあ、たまたま話しかけた方が悪かっただけかもしれませんが。
1時間半で、海岸線が終わり、蘇澳新駅に到着。4kmほど南に戻り、蘇澳の街にある冷泉に行きました。
冷泉という言葉を台湾に来るまで知りませんでした。冷たい温泉なんて存在するのかと。
しかし、存在しました。珍しいので入ってみました。でもシーズンオフでちょっと水が汚れていたので、足だけ浸かりました。
22℃ということで、冷たいです。でも不思議なことに、5分くらい浸かっていると、足からジワジワと温まってきます。おもしろいですね!
ただ、お客さんが少ないと施設管理があまり良くないようなので、夏場に訪れることをお勧めします。
それから、15kmほど走り、羅東でお昼を食べました。
このエリアは宜蘭縣。宜蘭は(ぎらん・イーラン)と読みます。
旅行前に参考にすることはあっても、ぼくはあまりガイドブックを読みながら旅行をしません。(事前に調べていた情報)+(現地で得た情報)を頼りに旅をします。
しかし、珍しく気に入ったガイドブックがあったので、今回の旅行に備えて買いました。
それがこちらの本。
パイインターナショナル (2017-07-25)
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あまり知られていない宜蘭の魅力を掘り下げた本で、着眼点も含めて素晴らしいと思いました。紹介されている一軒一軒のお店はどれも魅力的で、時間をかけて訪ねる必要があるな、と感じました。
言うなれば、「台湾のポートランド」的なエリアなのだろうと思います。ちょうど良い大きさの街の中に、個性的なショップがたくさんあります。
それで、このエリアで2泊することにしました。今日は宜蘭、明日は少し北の頭城に泊まります。頭城も宜蘭縣の一部です。
上で紹介した本に、羅東のことも載っていました。おいしそうなお店があったので行ってみました。
「HaoHaoKaffe」です。素敵なお店で、ハンバーガーが最高においしかった。あと、ハンドドリップのコーヒーが素晴らしい。台湾で飲んだ中で一番おいしかったです。
店員さんに本を見せたら、喜んでくれました。
「今日はどこに泊まるの?」
「宜蘭です」
「その本に、このお店のオーナーのゲストハウスが載っているわよ」
「へー」
「ほら、この宿。おすすめよ」
「あ、ここ、今夜泊まるところです(笑)」
本に載っていること、知りませんでしたが、実は宜蘭でも人気のゲストハウスでした。
こちらがその「行口文旅」というゲストハウス。書店とカフェとホテルが一緒になっています。
部屋もシャワールームも全部綺麗で、ドミトリーなのに高級感が漂う不思議な宿です。
荷物を置いて、散策へ。同じく本に出ている「王品豆花」を訪ねました。
メニューがよくわからず、ただ一律30元ということはわかったので、「おすすめのをください」と言いました。
出てきたのが、豆花にピーナッツとタピオカ、そしてかき氷が載っているもの。これ、超うまい。
「この本を見て来ました」
「その本のおかげで、たくさん日本人が来るわよ。今年の夏に、その本の取材を受けたの」
店員さんは日本語も英語もできませんでしたが、翻訳アプリを使いこなして積極的に話しかけてきてくれました。
疲労が溜まっていたようで、かなり体調が悪くなってきたので、夕方一度ホテルに戻り昼寝をしました。もうゴールまであと2日だから耐えてくれ身体。
夜、再び散策へ。
たまたま見つけたかわいい屋台の看板につられて、何が出てくるのかわからずに買いました。
そしたら、肉球焼きが4つ(*´ω`*)
中にチョコレートが入ってました。おいしい。
最後に賑やかな夜市で焼き餃子を10個食べておしまい。
明日も宜蘭エリアをウロウロします。