2017 自転車で台湾一周の旅「ツール・ド・台湾」 台湾

【自転車旅(環島)】「ツール・ド・台湾」(12)花蓮〜宜蘭

投稿日:2017年11月17日 更新日:

台湾の宿の安さには驚いていますが、なかでも花蓮で泊まったゲストハウスはこれまでで最安でした。1泊760円。夕飯より安いです。

ツール・ド・台湾 
第12ステージ
花蓮→蘇澳新駅〜宜蘭 28km(花蓮〜蘇澳新駅間は鉄道)

自転車の貸し出しもあったし、立地も良いし、全然悪くなかったです。日本人も多く泊まっていました。

さて、花蓮から北の海岸線は落石が多く、危険なエリアです。今年9月には、日本人サイクリストが命を落としています。

落石事故で死亡の日本人男性 父親が手紙で台湾への感謝伝える

台湾観光局の方からもこの区間は走らないように勧められたので、安全第一で、鉄道を利用します。

一緒に乗り合わせたのは、ほとんどが中国からの団体ツアー客でした。中国の方を嫌っているわけではありませんが、声をかけてもムスっとしていて、やっぱり台湾人とは違うな〜と感じました。まあ、たまたま話しかけた方が悪かっただけかもしれませんが。

1時間半で、海岸線が終わり、蘇澳新駅に到着。4kmほど南に戻り、蘇澳の街にある冷泉に行きました。

冷泉という言葉を台湾に来るまで知りませんでした。冷たい温泉なんて存在するのかと。

しかし、存在しました。珍しいので入ってみました。でもシーズンオフでちょっと水が汚れていたので、足だけ浸かりました。

22℃ということで、冷たいです。でも不思議なことに、5分くらい浸かっていると、足からジワジワと温まってきます。おもしろいですね!

ただ、お客さんが少ないと施設管理があまり良くないようなので、夏場に訪れることをお勧めします。

それから、15kmほど走り、羅東でお昼を食べました。

このエリアは宜蘭縣。宜蘭は(ぎらん・イーラン)と読みます。

旅行前に参考にすることはあっても、ぼくはあまりガイドブックを読みながら旅行をしません。(事前に調べていた情報)+(現地で得た情報)を頼りに旅をします。

しかし、珍しく気に入ったガイドブックがあったので、今回の旅行に備えて買いました。

それがこちらの本。

宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅
台湾マニア委員会
パイインターナショナル (2017-07-25)
売り上げランキング: 20,458

 

あまり知られていない宜蘭の魅力を掘り下げた本で、着眼点も含めて素晴らしいと思いました。紹介されている一軒一軒のお店はどれも魅力的で、時間をかけて訪ねる必要があるな、と感じました。

言うなれば、「台湾のポートランド」的なエリアなのだろうと思います。ちょうど良い大きさの街の中に、個性的なショップがたくさんあります。

それで、このエリアで2泊することにしました。今日は宜蘭、明日は少し北の頭城に泊まります。頭城も宜蘭縣の一部です。

上で紹介した本に、羅東のことも載っていました。おいしそうなお店があったので行ってみました。

「HaoHaoKaffe」です。素敵なお店で、ハンバーガーが最高においしかった。あと、ハンドドリップのコーヒーが素晴らしい。台湾で飲んだ中で一番おいしかったです。

店員さんに本を見せたら、喜んでくれました。

「今日はどこに泊まるの?」

「宜蘭です」

「その本に、このお店のオーナーのゲストハウスが載っているわよ」

「へー」

「ほら、この宿。おすすめよ」

「あ、ここ、今夜泊まるところです(笑)」

本に載っていること、知りませんでしたが、実は宜蘭でも人気のゲストハウスでした。

こちらがその「行口文旅」というゲストハウス。書店とカフェとホテルが一緒になっています。

部屋もシャワールームも全部綺麗で、ドミトリーなのに高級感が漂う不思議な宿です。

荷物を置いて、散策へ。同じく本に出ている「王品豆花」を訪ねました。

メニューがよくわからず、ただ一律30元ということはわかったので、「おすすめのをください」と言いました。

出てきたのが、豆花にピーナッツとタピオカ、そしてかき氷が載っているもの。これ、超うまい。

「この本を見て来ました」

「その本のおかげで、たくさん日本人が来るわよ。今年の夏に、その本の取材を受けたの」

店員さんは日本語も英語もできませんでしたが、翻訳アプリを使いこなして積極的に話しかけてきてくれました。

疲労が溜まっていたようで、かなり体調が悪くなってきたので、夕方一度ホテルに戻り昼寝をしました。もうゴールまであと2日だから耐えてくれ身体。

夜、再び散策へ。

たまたま見つけたかわいい屋台の看板につられて、何が出てくるのかわからずに買いました。

 

そしたら、肉球焼きが4つ(*´ω`*)

中にチョコレートが入ってました。おいしい。

最後に賑やかな夜市で焼き餃子を10個食べておしまい。

明日も宜蘭エリアをウロウロします。

-2017 自転車で台湾一周の旅「ツール・ド・台湾」, 台湾

執筆者:

関連記事

【自転車旅(環島)】「ツール・ド・台湾」(10)台東〜玉里

今日の予報は雨。降水確率は70%だったから、確実に降るだろうと思いました。 前日の豪雨がトラウマで、雨が降ったら電車を使うことにしました。台湾には一部、自転車をそのまま載せられる鉄道があるらしいので、 …

【自転車旅(環島)】「ツール・ド・台湾」(4)嘉義〜台南

「明日はどこまで走るの?」 昨夜ブログを書いていたカフェで、お会計時、店員さんと自転車旅の話になりました。 「台南へ行きます」 「どこに泊まるの?」 「まだ決めていません」 「私たちの友人が台南でゲス …

【「環島」完全マニュアル】自転車で台湾を一周しよう!(自転車レンタルやSIMカード、宿、費用、鉄道利用まで)

台湾を一周することを「環島」(ホワンタオ)と呼びます。台湾では2000年以降、自転車での「環島」がブームになっており、学生から大人まで、多くの人がチャレンジしています。毎年11月には「Formosa …

【自転車旅(環島)】「ツール・ド・台湾」実現までの道のり(3)

(前回はこちら) 台湾観光協会を訪ねると、副秘書長の王さんと話すことができました。彼は日本語を話せました。 「台湾の魅力を日本に発信したいんです」 想いを伝えると、すぐに応援してくださることに。 「中 …

【お知らせ】次のチャレンジが決定! 自転車で台湾一周の旅「ツール・ド・台湾」

いよいよこれからアメリカ西海岸の自転車旅が始まる、というこのタイミングで、その次の自転車旅を決めてしまった。勇気の要る決断だったが、 「悩んだら、やれ」 という声が聞こえたので、やることにした。 なぜ …