インタビュー

「ご先祖は徳川家康の茶道指南役」遠州流茶道 小堀優子さん

投稿日:2015年11月17日 更新日:

f:id:yota1029:20151117155601j:plain

江戸初期に総合芸術家として活躍した大名茶人・小堀遠州は、将軍徳川家の茶道指南役だった人物です。

少年時代の小堀遠州が千利休と出会ってから3年後、利休は秀吉の朝鮮出兵に反対して秀吉の怒りをかい、切腹しました。利休亡き後、遠州はお茶の世界の第一人者になった古田織部の門人になりました。

「わび」といわれる静かな、ひっそりとした中に「美」と強さを求めた利休の「わび茶」に対して、織部は、格式を大事にする茶の世界を求めました。動きの中に「美」を求め、茶碗も好んで歪みをつけました。遠州はその二人の異なる茶道を学び、受け継ぎながらも、「綺麗さび」といわれる茶道「遠州流」を創り出しました。

f:id:yota1029:20151117155002j:plain

小堀優子さんは、遠州流13代家元の娘にあたります。大学から始めたラクロスでは、日本代表としてW杯に出場するまでに。現在も週末にクラブチームでプレーする傍ら、平日は茶道の普及活動に励まれています。昨年は世界初となる茶道のドキュメンタリー映画『父は家元』に出演、ナレーションを担当。茶道を通した縦横無尽な活躍から目が離せません。

小堀さんと知り合ったおかげで、家康や千利休など、偉人たちの存在が急に身近に感じられるようになりました。

f:id:yota1029:20151117155922j:plain

さて、今日は護国寺で、茶道体験が楽しめるということで行ってきました。重要文化財の月光殿や茶室など、通常入ることのできない場所も住職さんがご案内してくださいました。護国寺は1681年に5代将軍綱吉とその母・桂昌院によって建立されたお寺で、将軍家の武運長久を祈る祈願寺となりました。

f:id:yota1029:20151117155331j:plain

f:id:yota1029:20151117155435j:plain

気になる茶道体験では、外国人のゲストもいたので、小堀さんの解説を通訳の方が英語で説明していました。インバウンド事業にも関心があるので、実に興味深く彼らの反応を見ていました。「日本文化を英語で説明できる人」の需要は今後さらに増しそうです。

f:id:yota1029:20151117155645j:plain

朝からとても有意義な時間になりました。小堀さん、ありがとうございました!

・小堀優子さんブログ

遠州流…優子の茶道ひとり言 ~綺麗さび 遠州流とわたし~

-インタビュー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

母親ならではの発想! 塔筋真弓さんの「kai pearl」で、ママはもっと手軽にオシャレを楽しめる

おもしろいストーリーを聞かせていただいた。一児の母である塔筋真弓さんが「kai pearl」というアクセサリーブランドを始めた、きっかけの話だ。 真弓さんは、新卒で入社した都内の外資系企業で3年働いて …

日本カルチャーを紹介する台湾雑誌『秋刀魚』編集長Eva Chenさん

「どうして雑誌の名前を『秋刀魚』と名付けたんですか?」 「日本人の好きな『秋刀魚』は、実は台湾でも『秋刀魚』(さんま)と発音するんです。それと、日本(列島)は細長くて、秋刀魚のような形だと思ったので( …

メロンパンフェスティバルは「好きが高じて」平井萌さん

「おいしいですか? 良かった~。ここのメロンパンは、クロワッサン生地なのが特徴で、……」 メロンパンの話になると、止まらない。 平井萌さんは、今年3月に大学を卒業したばかり。一見、おとなしそうな印象だ …

「日本が大好きだから、ブルガリアにたくさんの日本人が来てほしい」ブルガリア日本語ガイド ナカジマ・スネジャーナさん

「高校生のとき、友達のお父さんが東京のブルガリア大使館で働いていたんです。彼がたまにブルガリアに戻ってきたときに、日本のお土産をくれるんですが、その中に、喜多川歌麿の絵が描かれたカレンダーがありました …

「世界の郷土菓子を日本に広めたい」郷土菓子研究社・林周作さんの夢

東京・高円寺の小さなカフェに、見慣れないお菓子が並んでいる。イタリア、フランス、ドイツ、インド、アゼルバイジャン……、様々な国の郷土菓子は、まるで芸術作品のようだ。 ここは「郷土菓子研究室」と名付けら …