ブログ

男の一生と、軌道の美しさ

投稿日:2016年2月21日 更新日:

高校野球や合唱に感動するのは、その一瞬に賭ける練習風景が想像できるからかもしれない。

昨日観たミュージカルもそうだ。歌、踊り、そして寸分の狂いも許さない緻密な舞台進行・・・。

「この本番のために、どれだけの時間を費やしたのだろう」と思わざるを得なかった。

芸術の裏には、孤独が存在する。

だから芸術を鑑賞するときには、作者の孤独を想像するのがいいと思う。

森博嗣も、「芸術とは、孤独を美に変えたものだ」と言った。

人の美しさというのは、成功というよりはむしろ失敗の中に、結果というよりはむしろ過程の中に含まれている気がする。

ぼくが挑戦に対して美しさを感じるのは、挑戦が「失敗」の連続であり、成功への「過程」であるからかもしれない。過程とは軌道。ただし、孤独な軌道である。

(関連記事)
「軌道の美しさ」を追求した日々

新撰組副長の土方歳三は言った。

「男の一生は、美しさをつくるためのものだ。自分の。俺はそう信じている」

お金は使わなければ維持できるが、人の美しさは、挑戦しなくては維持できないのかもしれない。

ぼくは一生を賭けて、自分の美しさを築き上げたいと思っている。自分の人生を、最高の芸術作品に仕上げたいと思っている。

迷うことや悩むことも多いけど、それも全部ひっくるめての「過程」だし、長い目で見れば「美しさ」の一部なのだと前向きにとらえている。

ただし、「見せかけの挑戦」に、美しさは存在しない。

見せかけか本物か、それは自分ならわかるはずだ。他人は騙せても、自分は騙せない。だからこそ、自分に正直でありたい。

弱い存在だから、たまには見せかけの挑戦もしてしまうだろう。だけど、自分を責める必要はない。そういうときは、「これはあくまで見せかけだ」と認めればいい。

弱い自分を認めること。そして信じること。素直で正直である限り、必ず軌道は正される。それこそが、美しさの軌道なのだ。

このことを忘れず、自分を戒めるためにも、ぼくは毎回最後に、同じ言葉を書くようにしている。

12717171_1102028823170705_7915549105745379448_n

挑戦は続く。

-ブログ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【ツール・ド・前橋】限界を超えていく

【ツール・ド・前橋】 二子玉川~群馬県前橋市 113km 1月9日。今年最初の挑戦として、自転車で前橋を目指しました。 夜明け前の6時20分に出発するも、家を出て3kmの小さな坂道で早くも息が切れ、 …

退職のご報告と御礼

昨日、12月30日をもちまして、新卒で入社した都内の旅行会社を退職いたしました。5年と9カ月はあっという間に過ぎていきました。 「旅」と「書くこと」が好きで、この会社に入社しました。海外添乗員として世 …

「大好きな日本に恩返しを」震災後、 歩いて日本を縦断したスイス人トーマス・コーラーさん

日本の魅力を発信するのが、必ずしも日本人であるとは限らない。震災後、日本のために行動を起こしたひとりのスイス人を紹介したい。偉大なチャレンジの背景には、日本への底知れない愛があった。 2012年2月6 …

食について思い出す、3つのエピソード

-01- 高校生のときだったか、大学生のときだったか、忘れてしまったけど、あるとき友人から、「(中学の同級生の)◯◯が亡くなった」という話を聞いた。確か、何かの病気だったと思う。ぼくは同じクラスでもな …

司馬遼太郎さんが与えてくれた視点

『項羽と劉邦』も、中巻を読み終え、ようやく下巻。これは、初めて中国大陸を統一した秦の始皇帝が死んだ後、劉邦が項羽を破り、漢帝国を成立させるまでの話です。 ぼくは地名が出るたび、それが中国大陸のどこなの …