理系学生のミスを決める「ミス理系」コンテスト2013でグランプリを獲った五十嵐美樹さんは、現在社会人2年目。
たまたま「先日、大手企業を退職して、ベンチャーに転職しました」という記事を読んだとき、何か引っかかるものがあり、この子から一度会って話を聞きたいなと思いました。
ベンチャーからのお誘いがあったときに、上司やご両親から反対されながらも、
「私がやらないで誰がやる」
と思ったそうなのですが、その使命感のような気持ちに惹かれました。
実際、深堀りすると独特の感性、考え方がたくさん出てきて、いずれも本質的なものでした。勉強になることがたくさんありました。
ダンスのプロになる道を自ら辞退し、やりたいことをやっていこうと決めた話、でもダンスの経験がミス理系コンテストのときに思わぬ形で生きて、「どんなことでも、ちゃんと繋がっているんだな」と感じたと。
「今はまだ、『これになりたい』というのはないです。だから、興味を持ったことになんでも挑戦していこうと思っています」
教育分野にも興味があるし、テレビ業界にも興味がある。実際、テレビに出ようと思えば出れるけど、あえてそれをしないそうです。
「武器となるものがないままテレビに出ても、都合のいいように使われるだけだし、思ってもないことを視聴率のために言うのは嫌なんです」
様々な体験談を聞いていると、すごく努力家かつ戦略家です。見事なまでに無駄がなく、「さすが理系」と唸りました。そういう部分がたったひとつのブログ記事にも表れていて、だからぼくも「この子はすごいな。会わなきゃ」と感じたのだと思いますよ。
とくに教育についての考え方は意気投合するものがありました。子どもに実験教室を開く「みきらぼ」という活動も、仕事とは別にされていて、この話も面白かったです。
ぼくも面白い人たちを紹介することならできるので、「興味を持ったことになんでも挑戦してみたい」という彼女の背中を押していきたいと思います!今はまだほとんど無名ですが、きっと大成する子だと信じています。