インタビュー

「興味を持ったことになんでも挑戦したい」ミス理系コンテスト2013 グランプリ 五十嵐美樹さん

投稿日:2015年10月21日 更新日:

f:id:yota1029:20151021124614j:image

理系学生のミスを決める「ミス理系」コンテスト2013でグランプリを獲った五十嵐美樹さんは、現在社会人2年目。

たまたま「先日、大手企業を退職して、ベンチャーに転職しました」という記事を読んだとき、何か引っかかるものがあり、この子から一度会って話を聞きたいなと思いました。

ベンチャーからのお誘いがあったときに、上司やご両親から反対されながらも、

「私がやらないで誰がやる」

と思ったそうなのですが、その使命感のような気持ちに惹かれました。

実際、深堀りすると独特の感性、考え方がたくさん出てきて、いずれも本質的なものでした。勉強になることがたくさんありました。

ダンスのプロになる道を自ら辞退し、やりたいことをやっていこうと決めた話、でもダンスの経験がミス理系コンテストのときに思わぬ形で生きて、「どんなことでも、ちゃんと繋がっているんだな」と感じたと。

「今はまだ、『これになりたい』というのはないです。だから、興味を持ったことになんでも挑戦していこうと思っています」

教育分野にも興味があるし、テレビ業界にも興味がある。実際、テレビに出ようと思えば出れるけど、あえてそれをしないそうです。

「武器となるものがないままテレビに出ても、都合のいいように使われるだけだし、思ってもないことを視聴率のために言うのは嫌なんです」

様々な体験談を聞いていると、すごく努力家かつ戦略家です。見事なまでに無駄がなく、「さすが理系」と唸りました。そういう部分がたったひとつのブログ記事にも表れていて、だからぼくも「この子はすごいな。会わなきゃ」と感じたのだと思いますよ。

とくに教育についての考え方は意気投合するものがありました。子どもに実験教室を開く「みきらぼ」という活動も、仕事とは別にされていて、この話も面白かったです。

ぼくも面白い人たちを紹介することならできるので、「興味を持ったことになんでも挑戦してみたい」という彼女の背中を押していきたいと思います!今はまだほとんど無名ですが、きっと大成する子だと信じています。

-インタビュー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「世界の郷土菓子を日本に広めたい」郷土菓子研究社・林周作さんの夢

東京・高円寺の小さなカフェに、見慣れないお菓子が並んでいる。イタリア、フランス、ドイツ、インド、アゼルバイジャン……、様々な国の郷土菓子は、まるで芸術作品のようだ。 ここは「郷土菓子研究室」と名付けら …

「政治家になって、日本のプレゼンスを高めたい」東京証券取引所 中村彩さん

中村彩さんは、高校生の時から政治家になるのが夢だった。そう思うに至った理由が面白い。 中学まで英語には苦手意識がなかったのに、高校から周りが帰国子女ばかりになって、急に英語で劣等感を持つようになった。 …

【すべては一本の電話から始まった】ぼくがミャンマーへ行く理由(前編)

(後編はこちら) 3月16日から23日まで、ミャンマーへ行く。今回は、極めて特殊な旅。遊びではないが、自腹なので仕事とも少し違う。うまく言葉で表せないけど、不思議な使命感がある。 特別な体験をすること …

「パジャコレ」を生んだ泉愛さんは今

数年前、パジャマを着た女の子たちがファッションショーを行い、SNS上の話題をさらっていた。 「パジャコレ」と名付けられたそのイベントを考案したのは、当時青山学院大学に在学していた泉愛(いずみ・あい)さ …

母親ならではの発想! 塔筋真弓さんの「kai pearl」で、ママはもっと手軽にオシャレを楽しめる

おもしろいストーリーを聞かせていただいた。一児の母である塔筋真弓さんが「kai pearl」というアクセサリーブランドを始めた、きっかけの話だ。 真弓さんは、新卒で入社した都内の外資系企業で3年働いて …