2017 サンディエゴ語学留学&アメリカ西海岸縦断自転車旅「ツール・ド・西海岸」 アメリカ 英語で何て言う?

【Q.「モーツァルトを知っています」は英語で何て言う?】A.「I know Mozart.」→「残念でした」

投稿日:2017年5月12日 更新日:

ひょんなきっかけから、ジョージア州に住むアメリカ人のDanというおじさんとメル友になった。3日前に突然メールが送られてきたのがきっかけだった。Danは自転車旅とクラフトビールをこよなく愛す人間で、これまでにイギリスやスペインやアメリカ西海岸のブルワリー(ビール醸造所)を自転車で巡りながら旅してきたそう。

そして次の旅の舞台は、日本。

東京から大阪まで、各地のクラフトビールを飲みながら自転車で旅するそうだ。

「東京から大阪の間には、どんなクラフトビールがあるのだろうか?」

そう思ってネットで検索していたら、なんとぼくのブログに遭遇し、プロフィールに書いてあったメールアドレスを見つけてメールを送ってきたというのだ。

「君が東京から大阪まで、クラフトビールを飲みながら歩いたコースと、ほぼ同じコースを自転車で辿ろうとしている。おすすめのクラフトビール情報を教えてほしい」

「もちろんです。ぼくはあなたのような人と話をしたくて今サンディエゴで英語を勉強しているんだから」

「おお、私はサンディエゴ出身なんだよ」

そして何度かメールでやりとりするうちに、仲良くなった。

彼はぼくがこれから自転車で旅しようとしているカリフォルニア州とオレゴン州のクラフトビール事情、自転車旅事情に精通していて、

「ポートランドからフッドリバーまでの道は私の大好きなコースだ」

と教えてくれた。

ぼくは「フッドリバー」という地名をそのとき初めて知った

「フッドリバーは知らなかったな」というニュアンスを伝えたくて、

「I don’t know Hood River.」とメールの文面を打っていたとき、たまたま英語の先生が近くにいた。

事情を説明していたら、

「Yota, その場合は I don’t know Hood River. じゃないわ」

「え?」

「I don’t know about Hood River.」

「about があるのとないのでは、意味がどう違うの?」

「たとえば、I know him. と I know about him. の違いを見てみましょう。

I know him.(彼と知り合いだ)
I know about him.(彼と直接会ったことはないが、ある程度の情報がある)

という意味合いになるのよ。

「うわ、全然違うじゃん!」

同様に、

I know New York.(ニューヨークへ行ったことがあり、知っている)
I know about New York.(ニューヨークへ行ったことはないが、ある程度の情報がある)」

I know the restaurant.(そのレストランへ行ったことがある。常連です。)
I know about the restaurant.(そのレストランへは行ったことがないが、存在は知っている)

歴史上の人物や有名人について話すときなどは、とくに注意が必要。

I know Mozart.(モーツァルトと知り合いだ)
I know about Mozart.(モーツァルトについて知っている)

ということになるので、ぼくがハイドンでもない限り、I know Mozart. は完全に間違いとなってしまう。

今回の話に戻そう。

「もしもYotaがフッドリバーという地名を知っていて、行ったことがないだけなら、

I don’t know Hood River.(フッドリバーへは行ったことがない)

でOKだけど、聞いたことすらなかったのであれば、

I don’t know about Hood River.(フッドリバーについてある程度の情報もない→知らなかった)

となるのよ」

「So, I need to write to him, “I don’t know about Hood River”.」

「That’s it!」

「All right!」

*****************************

サンディエゴでの語学留学に興味のある方は、語学学校の格安プランをご紹介できますので、こちらのContactフォームよりどうぞお気軽にご連絡ください。日本人生徒が少なくおすすめです。

-2017 サンディエゴ語学留学&アメリカ西海岸縦断自転車旅「ツール・ド・西海岸」, アメリカ, 英語で何て言う?

執筆者:

関連記事

「日本人だと伝えても、とくにメリットがないんです」サンフランシスコの今と、日本人としての危機感

土曜日の朝。サンフランシスコで人気の「Garden House Cafe」というお店へ行った。 韓国系アメリカ人がやっているカフェらしく、おばちゃんが優しく接してくれた。お客さんの3割くらいは韓国系だ …

驚きの「ヴィンテージ自転車」転売ビジネス。サンディエゴの自転車ファンが集結する「VELOSWAP」へ行ってみた!

「Yota、日曜は8時に学校に来てくれ」 ぼくが通うサンディエゴの語学学校「Internexus San Diego」の校長ブライアンが、金曜日に言った。当然、日曜に授業はない。 「自転車のイベントに …

16歳の中国人をサイクリングに誘ったら、圧倒的な行動力と発想力の違いを見せつけられた話

先日この記事でも紹介した、16歳の中国人ティンハオ。イチローも通うという、サンディエゴで一番高級な寿司をご馳走してくれた。 お父さんは中国で2つの会社を経営する人物ということだけあって、凄まじく豪快に …

【DAY4】It’s difficult for me but…

DAY4 I got a great news about the girl who I met on last December. Marin Minamiya, a 20-year-old uni …

サンディエゴ屈指の撮影スポット「ポテトチップロック」へ行ってみた!

サンディエゴの中心部から車で50分くらい走ったところに、ウッドソン(Mt.Woodson)という山があり、「ポテトチップロック」(Potato Chip Rock)はその頂上にある。 はじめて聞いたと …