コワーキングスペース「WeWork」を、サンフランシスコ駐在員の吉本久さんにご案内いただいた(吉本さんについては、次回のブログで詳しくふれたい)。
「WeWork」は2010年創業ながら、今やその企業価値は約2兆円といわれている。
本社はニューヨークにあるが、サンフランシスコだけでも8つのWeWorkが存在する。
日本でいえば、今年2月に永田町にオープンした「GRID」や「Impact HUB Tokyo」が近いと思う。しかし、まだまだコワーキングスペースの数は少なく、圧倒的にアメリカの方が進んでいる。それだけアメリカでは、フリーランスやスタートアップに従事する人数が多いということでもある。
WeWorkの利用者は、コーヒーだけでなく、サーバーで生ビールまで無料で飲むことができる。昼間から飲む人はほとんどいないだろうが、きっと仕事終わりにでも一杯やるのだろう。フリースペースのほか、ミーティングルームや、仕切りで隔てられた場所があり、そこを多くのスタートアップがオフィスとして利用している。10人くらいで利用している大きな部屋もあった。
単純に場所としての側面だけではなく、WeWorkはコミュニティデザインも優れている。イベントやハッピーアワーなどのほか、専用アプリではSNSのようなものもあり、スタートアップ同士で気軽につながることができる。有機的なつながり、活発な情報交換こそが、WeWorkの価値だと思う。
近いうち日本にも進出してくる噂が流れているが、大歓迎だ。都内にこのような場所がもっと増えてほしい。ぼく自身もスタートアップの人たちとたくさん繋がりたい。新しい価値創造に向けて動いている人たちと話すのは、本当に刺激的なことだ。