ツール・ド・ヨーロッパ
第10ステージ
アントワープ~ブリュッセル
71.3km
朝はテラスで朝食を食べさせてくれた。
あたかも自分がヨーロッパの貴族かのような、なんとも優雅な心地で、たかってきた6匹の蚊も蝶々に見えるほどだった。刺された。かゆい。
アントワープの王立美術館へ行ってきた。
ここには近代美術の傑作がたくさんある。最高に良かった。アムステルダムの2つの有名な美術館へ行ったが、こっちの方が断然面白かった。ここはお薦め。入場料も6ユーロと安い。
さて、自転車で出発した。少し寄り道をして、リールという街に着いた。
サッカー日本代表ゴールキーパー、川島永嗣選手がワールドカップ終了後に移籍してきた場所だ。ベルギー一部リーグのリールスというチームに所属している。その本拠地がこのリールだ。
街に着いたものの、どこに何があるのかさっぱりわからない。道の石畳がすごくて、自転車の走りにくさは絶望的だ。終始お尻がバイブレーション状態である。油断するとパンクしそうだ。
酒場に突っ込んでみた。昼間から酔っぱらってるおっさんたちがいた。「ハロー。カワシマって日本人を知っているか?」「あぁ、知っているよ」「彼に会いたいんだ」「友達なのか?」「いや、友達じゃないが会いたいんだ」「hahaha、それならスタジアムに行ってみな」
教えられて、スタジアムにやってきた。しかし、今日は練習日ではなかったみたいだ。。川島選手に会えず残念。しかしここで川島は普段練習しているのだ。
気を取り直して走る。ベルギーは、オランダよりは走りにくい。自転車道があるものの、かなり路面が悪い。段差が多く、気を使う。雨にも降られたが、なんとかブリュッセルに着いた。
ブリュッセルではベルギー人の家に泊まらせていただくことになっていた。実は、先日イベントで知り合った早稲田1年生の上野さんが、以前ベルギーにホームステイしていた際の家族を紹介してくれたのだ。家の住所だけ教えられていたので、GPSにナビゲートしてもらった。
かなりわかりづらい道だったが、GPSのおかげで楽々着いた。今回【GPS通販のログメイト】さんにレンタルさせていただいているガーミンのGPS(eTrex LEGEND)は最高の代物だ。旅が始まるまで、こんなにもGPSが必需品になるとは思っていもいなかった。「あったら便利だろうな」くらいに考えていたが、とんでもない。無ければ今までとても走れなかった。道路標示だけでは絶対に目的地にたどり着かない。まるでカーナビのように、「15メートル先を左折です」と教えてくれる。やばい・・・!!
ログメイトさんのHPはこちら。(使っているのはeTrex LEGEND という機種です。海外を自転車で旅するなら必須!)
無事にベルギー人ファミリーのお宅に到着。お父さんに「よく一人でたどり着いたな。GPSはすごい」と言われた。そして、家を案内されたが・・・でかすぎる・・・・
4階建ての超豪邸だ・・・。こんな広い家見たことない。ぼくに4階をまるまる貸してくれた・・・。「ここはゲストルームだ。自由に使っていいよ。」 やばい、何でも揃ってる・・・。高級ホテルよりすごい。ベッドでかすぎるし。猫も2匹いて癒された。
夕食もごちそうになった。海老がおいしい。フランスのワインも飲んだ。お父さんはパイロットらしい。どおりで豪邸なわけだ。
上野さんから預かっていた手紙を渡して、ファミリーは超ご機嫌。上野さんは相当愛されているらしく、風呂場の壁に、名前がペイントされていた笑
テレビでは、フラワーカーペットの準備が映されていた。
いよいよ明日、ツール・ド・ヨーロッパ3大イベントに位置付けている、「ブリュッセルのフラワーカーペット」 が生で見れる。感動を届けます!!