ポール・スコールズの絶妙の2アシスト。ギグスのスーパーゴール。
それはまぎれもなく、『夢の劇場』だった。
ツール・ド・ヨーロッパ
第14ステージ
マンチェスター(オールドトラフォード)
朝7時に起きて、午後の2時までぶっ続けでパソコン作業。ブログを含め原稿を3つ書いた。目が疲れた。
夕方、今日初めてホテルを出た。缶詰はつらかった。
そのままトラムに乗ってオールドトラフォードへ。試合開始3時間前に着いた。スタジアム周辺をうろうろしていると、電話が鳴った。福岡大学の学生からだった。
実は昨日、スタジアムに行った帰りのバスで、日本人の3人組に話しかけられた。福岡大学から短期留学でイギリスに来ている子たちで、マンチェスターに来た記念にサッカーを観たいのだと言う。しかし、チケットを持っていない。プレミアリーグは人気があるので、試合直前にチケットを買うのは難しい。恐らく正規のルートでは入手できないだろう。ぼくは、「もしかしたらダフ屋がいるかもしれないから、来るだけ来てみたら」と言って、連絡先だけ教えて別れた。
そしたら今日連絡が入って、その子たちはダメ元で来ることになった。スタジアムで待ち合わせして会った。昨日より増えて5人だ。さて、ダフ屋でチケット5枚を購入できるだろうか。もちろんぼくは既にチケットを持っているが、せっかく遠いところからやってきたこの子たちにどうしても生のプレミアリーグを見て欲しいと思い、チケット探しを手伝った。
少し探していると、ダフ屋らしき人が見つかった。「チケットある?」「何枚だ。」「5枚」「ある。だがここじゃダメだ。あっちへ行こう。」警察の目の届かないところへ行くという訳か。なんだか連れて行かれて怖い。偽物のチケットを売られたらどうしよう。信頼していいのだろうか。
しかし、なんとか無事に取引は済んだ。チケットは本物だ。かなり割高ではあるものの、ぼくがチケット代理店で買ったほどではない。聞いていたよりはずいぶん安く買えた。(後で電話で聞いたら、すごくいい席だったみたいで良かった。)
こんな場所で日本人の友達ができてしまいました♪
さて、スタジアムに入った。
すごい盛り上がりだ。しばらくして、選手がウォーミングアップのために出てきた。
スコールズたん!
ついにこの目で確認できた!アップ時のヘディングのジャンプがピョコっとしていて小動物のようでかわいい(●´ω`●)ゞ
選手整列
スコールズが何やらルーニーと話している。
夢の劇場が始まった。僕の目は90分間、スコールズを離れなかった。
流れるようなアウトサイドパス。精確なロングフィード、ワンタッチパス、ワンツー、飛び出るタイミング、ボールを持っていない時の落ち着き。全てに興奮した。
そして幸運なことに、小学生のようなスライディングをしてイエローカードをもらうシーンも見られた。他のファンは失笑、ぼくはうれし涙。
1点目は、スコールズのスルーパスからベルバトフがゴール。2点目はフレッチャーがゴール前で押し込んだ。3点目は、最高のゴールだった。途中出場のギグスがスコールズからの浮き玉をダイレクトボレー。見事なゴールだった。スコールズ→ギグスというおっさんコンビで取ったゴールだからなんともいえない。
最高の試合を観れました。
スコールズさん、ありがとう。ぼくも頑張ります!
試合後、選手を出待ちしていたら、スミス、オシェイ、フレッチャーのサインをもらえた。これはフレッチャー。優しかった。
スコールズは裏からこっそり帰ってしまったようだ。最後まで小動物のようなスコールズが大好きです。