コペンハーゲンに滞在中、夕食は何を食べようかとレストランを調べていたら、だいたい相場は日本の2倍前後。最も安いイタリアンのパスタで約1800円、日本食レストランの普通のエビフライ定食で約3400円。
すごくおいしい料理ならまだいいけど、安めのレストランでそんな感じなので、節約して旅費に回そうと思いました。
スーパーでおいしそうなサラダがあったので、それを買って宿で食べることにしました。ゲストハウスには共同キッチンと食べるスペースがあり、多くの人がそこで自炊していました。
日本人っぽい人が座っていたので、
「ここ空いてますか?」と日本語で話しかけてみたところ、頷いたあと、片言の日本語で返されました。
「私は台湾人です」
「日本語が話せるんですか?」
「日本語を勉強していました。でももうかなり忘れてしまいました」
「台湾から旅行ですか?」
「いえ、今はフランスに留学していて、そこから旅行で来ました。多分彼女の方が日本語が上手です」
と言うと、キッチンから別の台湾人がやってきました。彼女は現在ハンブルクの大学院に留学中で、以前は東京農大に一年間留学していたそうです。だから日本語もとても流暢でした。
驚いたことに、二人はもともとの友達ではなく、今日Facebookで知り合ったそうです。Facebookに「ヨーロッパに留学中の台湾人」というグループがあるらしく、そこで見つけて、「会いましょう」となったとのこと。こういうの、良いと思います。
台湾を自転車で旅した話や、デンマークの物価の話で盛り上がりました。フランスに留学中の子は、物価の高さに参って毎晩カップヌードルを食べていたそう。
「お昼はお菓子でした」
台湾の物価は日本よりも安いので、台湾からデンマークへ来ると尋常じゃなく高く感じることでしょう。それでも旅行にやってくるのだから、偉いと思います。日本にも6回くらい来たことがあるそうです。
「留学先は、フランスのどこ?」
「トロワという町」
「いいところだね」
「退屈な町よ!休みになるとパリに遊びに行ってる」
「でも綺麗な町だよね。木骨組みの家並みがあって」
「なんでトロワのこと知ってるの?来たことあるの?」
「ないけど、知ってるよ」
「どうして??」
という会話がありました。
世界各地の地名、位置、町並み、特徴などが頭の中に入っていると、海外で友達が作りやすくなります。
リンさん、リャオさん、ありがとうございました!