「カルカソンヌを見ずして死ぬなかれ」フランスにはこんな諺があるそうだ。
ツール・ド・ヨーロッパ
第31ステージ
ナルボンヌ→カルカソンヌ→ナルボンヌ
カルカソンヌの小さな丘の上にある、ヨーロッパ最大の城塞都市「シテ」。
その魅力は中世の城塞都市がほぼそのままの形で残されていることにある。大学の授業で都市計画の歴史を学ぶ時間があり、その時初めて街の名前を知った。
カルカソンヌには実に2500年の歴史が秘められている。
ピレネー山脈を望む川沿いの豊かな土地には紀元前6世紀にガリア人が住み始め、土手の頂に最初の要塞が作られたのは紀元前3世紀のこと。1659年にピレネー条約が締結されるまで、要塞として重要な役割を果たしてきた。しかし、条約が締結後は要塞としての役割がなくなり、次第に廃墟と化していく。現在のような観光地にはなり得ない状態だった。
19世紀になってそのシテに注目したのが、作家で歴史記念物視察官をつとめていたメリメだった。やがて、建築家ヴィオレ・ル・デュックの手により復元作業が始められ、中世の外観が取り戻された。修復工事にかかった年数はなんと58年。
そして1997年、ユネスコ世界遺産に登録された。
wikipediaに「数字で見るカルカソンヌ」というのがあったので掲載します。
2500年 – シテの歴史。
53 – 城壁の塔の数。
3km – 城壁の長さ。
1323人 – ヴィオレ=ル=デュックの計算による市の防衛に必要だった人数。
300万人 – シテを訪れる年間の観光客数。これはモン・サン=ミシェルに次いでフランスで第二位。
シテ(城塞の中の町)はたくさんのお土産屋さんで賑わっています。
売り物の猫の人形がかわいかった!
これも!
城壁は二重構造になっていて、その間の道も歩くことができる。
城からは下町が一望。
橋から眺めた夜景も素晴らしいです。
諺にあるとおり、ぜひ死ぬ前に見てくださいね!笑