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【韓国訪問(1)】ソウルで驚いたこと

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10月16日〜21日で、韓国に行ってきました。

今回の旅は、とくに目的があったわけではありません。わずかながらマイルが貯まっていて、航空券に使わないともったいなかったので、国内よりは海外へ行きたい、ということで韓国に決めました。

たまには無目的に海外をブラブラするのもいいかもしれない、と思いました。そして実際、様々な発見がありました。

まず、到着したソウルで泊めてくださったのは、大学の後輩であるユナさんのご実家でした。江南地区にある閑静な高級住宅街で、リビングがとても広く、素敵な絵が飾ってある家でした。

お父さんの仕事の関係で、7年間家族で日本に住んでいたそうです。なので、ご家族全員が日本語を話せました。ちょうど前日に、兵役(韓国には徴兵制度がある)から一時的に帰ってきている弟さんの話も貴重でした。

おいしい家庭料理をいただきました。チヂミやチャプチェ。韓国のお米もおいしかったなあ。ブランド米だそう。日本の器もあり、落ち着きました。

旅と芸術の話は世界共通

夕飯後、近くにあるパクさん一家のご親戚の家に招かれました。ソウルで最も高い66階建てのマンションの、66階の家でした。

リビングからは、ソウルの夜景を一望。そして家のいたるところに、素晴らしいアート作品が飾られていました。

「これ、カンディンスキーの絵ですよね?」

「あなたよくわかったわね」

「絵が好きなんです」

まるで邸宅美術館のようでした。他にも日本人がよく知る画家のオリジナル作品が。

それから、旅行が大好きらしく、今まで行った国の話をしてくれました。

「菜の花といえば、南アフリカの車窓から見た菜の花が綺麗だったのよ」

「ケープタウンから喜望峰への道ですか?」

「そう!中村さんも行ったことあるの?」

「いや、ないです笑」

「え〜?よく知ってるわね〜」

「旅行者が訪ねる場所は世界中だいたい頭に入ってるんです笑」

すっかり仲良くなれました。旅や芸術の話は、レベルの高い人たちとコミュニケーションを取る際の、良いフックになるなと感じました。そして世界共通ですね。

クレーン車で絵を入れ替える?

翌朝、驚いたことがありました。

お母さんと朝の散歩に出かけたのですが、アパートを出ると、外に大きなクレーン車が止まっていて、「これなんですか?」と聞くと、

「今日は絵を入れ替える日なのよ」

「絵を入れ替える??」

「うちに絵があるでしょ。年に4回、ギャラリーから持ってきてくれて、クレーン車で入れ替えるの。大きな絵を、7枚くらい」

「・・・そういうことは、ソウルの家庭では一般的なんですか?」

「年に4回も入れ替えるのは、ソウルでも10人くらいしかいないでしょうね」

それもそこら辺にあるような絵ではなく、著名な画家や写真家のアートなんです。すごい家に泊まらせていただいたんですね。ここも最上階でした。

散歩も気持ち良かったです。

 

そして帰ってくると、クレーン車が上がっていました(笑)

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