韓国

大学生・佐藤さやかさんが室蘭からソウルへ渡った理由

投稿日:2018年4月28日 更新日:

「韓国の大学を覗いてみたい」と思っていたぼくにとって、ソウルに留学中の佐藤さんと知り合えたことは幸運でした。

佐藤さやかさんは、キョンヒ(慶熙)大学観光学部の4年生。北海道は室蘭市の出身です。

ぼくが昨年、台湾を旅しながら書いたこの記事がTwitterで拡散された際、たまたま読んでくださったそうで、反応をくれたことがきっかけで知り合いました。そして今回韓国を訪問するにあたり、様々な場所を案内してくれました。

佐藤さんは高校生のとき、地元・室蘭で韓国人留学生と知り合い、異国の地で日本語を覚えて頑張っている姿に純粋に「かっこいい」と思ったそう。この出来事がきっかけで、高校3年生の夏休みにソウルの語学堂(大学付属の韓国語学校)にやってきて、韓国語を勉強しました。

さらに高校卒業後、キョンヒ大学の語学堂に通い始め、当初は一年で帰国する予定が、「韓国でできた友達と別れるのも嫌だったし、語学堂だけでは高卒扱いになるし」ということで、そのままキョンヒ大学の観光学部を受験し、入学。それで今に至ります。

室蘭とは対照的に、人も多く、遊ぶ場所も多いソウルの都会感も刺激的だったよう。それにしても、韓国の大学に4年間通うなんて、すごい経験値です。

聞けば、韓国の大学ではかなり課題が多く、また学生たちも皆真面目で、授業中に眠っている人は全くいないそう。日本の大学に通う友人と話すと、随分ギャップを感じると言います。もちろん遊ぶときはすごく弾ける韓国人ですが、学校では真面目に勉強せざるを得ないような環境のようです。

佐藤さんの趣味は、ブログを書くこと。韓国に来たときから書いていて、学生ながらときどき仕事の依頼なども来るほどの人気ブログです。韓国での日常についてたくさん書いているので、留学に興味のある学生にとっては貴重な情報源になっているようです。

「やっぱりブログってすごいね」という話をしていました。うまく説明ができませんが、実際に継続してブログを書いている人にしかわからない感覚もあると思います。ぼくもブログから人生が展開していく出来事がたびたびありました。

だけどまだブログから仕事の依頼をもらえているわけではないので、彼女を見習いたいです。

佐藤さんは、韓国語は当然流暢に話せ、英語と中国語も勉強中。現在は就活中で、日本の旅行会社、とくにインバウンド業界に携わりたいとのこと。大学で観光に関するマーケティングの勉強などもしているので、本当にピッタリだと思いました。ぜひ韓国語を存分に活かせる仕事に就いてほしいです。

一応旅行会社にいたので、知っている範囲で色々話しました。仕事のことについて話していると、ぼく自身も将来を考えさせられます。

まだ一日残っていますが、色々と案内してくれて本当に感謝しています!

-韓国

執筆者:

関連記事

韓国初の無人コンビニ「セブンイレブン・シグネチャー」に行ってみた!

2017年5月に誕生した「無人コンビニ」がソウルにあるという記事を読んで、ロッテワールドタワーの31階を訪ねました。 このロッテワールドタワーは、2017年春に誕生したソウルの新たなランドマーク。高さ …

【韓国訪問(5)】現地で感じた、韓国のインバウンド課題

密かに注目していたのが、韓国のインバウンド(訪韓観光客)対策事情です。といっても大袈裟なことではなく、「韓国語のわからない外国人旅行客(自分)に対して、どれだけ配慮がされているのか、どれだけ快適に過ご …

【韓国訪問(4)】江華平和展望台から、北朝鮮を見た

江華島の最北端に位置する、「江華平和展望台」へ行ってきました。 江華平和展望台から江華湾を挟み、対岸に位置する北朝鮮の黄海北道(ファンヘプット)までは直線で2.3kmという距離です。 北朝鮮の土地を眺 …

【韓国訪問(3)】江華島をサイクリングし、韓国のメディアで紹介される

江華島のゲストハウス(安宿)に到着し、チェックインすると、「中村さんはいますか?」と謎の女性の使者が現れて、「市役所(江華郡庁)へ行ってください」とだけ言って去っていきました・・・。 何の話があるのか …

【韓国訪問(6)】観光広報大使・四角まりさんと仁川を散策

仁川を訪問 江華島から自転車で訪ねたのは、仁川の街。 仁川といえば、「仁川国際空港」で有名ですが、実は街もおもしろいのです。ソウルからも電車で1時間で来れるので、日帰り旅行先としてピッタリです。 日本 …