本日、17:30の飛行機でアメリカへ発ちます。まずは無事にこの日を迎えられたことを感謝いたします。サンディエゴで英語を勉強しながら、そして西海岸の自転車旅をしながら、3ヶ月間、様々なことを発信していきます。
今から2ヶ月前の時点では、アメリカに行くなんて、全く考えてもいませんでした。英語を勉強したいという気持ちはありましたが、自宅でできる「Skype英会話」でもやろうと思っていました。
しかし、やっぱり思い切って海外へ行ってしまった方が良さそうだから、近年話題のフィリピンでの語学留学を検討し始めました。とはいえ、自分の貯金額を考えると、物価の安いフィリピンへ行くのでもギリギリなくらいでした。
だけど、「現在の予算内でできること」しか考えなくなったら、視野が狭くなると思い、考え方を変えてみました。
一度予算の問題は置いておき、「お金はいくらでもある。どこへ行ってもOK。となったときに、自分はどこに行きたいか」と考えてみました。ちょうどそのときでした。3年前にサンディエゴで知り合ったカオリさんから、「良かったらサンディエゴへ来てください」と言われたのは。
サンディエゴには3日間しか滞在しませんでしたが、「住んでみたいな」と思ったくらい、気に入った街でした。サンディエゴに自分がいることを想像したら、フィリピンのことは一瞬でどこかに飛んでいきました。圧倒的にサンディエゴへ行きたい。
なるほど、本当に予算のことしか頭になかったのだなと気付きました。でもそんなの、ぼくらしくない。「普通じゃないことをする」「現実的に考えない」がモットーだったはず。
「やりたいことをやっていれば、お金は必ず後から付いてくる。それが将来日本のためになると信じているのであれば、なおさら優先すべきは、目標へのまっすぐなアプローチだ」そう思いました。
それで、2月23日に、資金的に圧倒的に足りていない状況にもかかわらず、「サンディエゴ留学へ行きます」とブログに書いてしまいました。「投稿ボタン」を押したときのドキドキ感は、今でも忘れられません。さあ、書いたからもう行くしかない。お金が貯まったら行こうではなく、なんとしてでも行くための方法を考えるしかない。
その覚悟を表明した数日後に、飲料メーカーのチェリオコーポレーションさんから今回のお話をいただきました。取締役の方から、「洋太、お前は突き抜けろ」と背中を押されました。そして「ライフガードニンジャ」として、現地へ行ける機会を与えられました。
さらに出発前日まで、スポンサー探しを続けました。その結果、DJI JAPANさんや、エルモンテRVジャパンさんに協賛していただくことができました。また、帰国後に雑誌の記事を書かせていただけることも決まりました。
とくにこの一週間は、毎日奇跡的な出来事が起き、これまでの人生で一番流れに乗っていた感があります。自分にとって重要なことに気付いたので、忘れないようメモしておきます。それは、人に会うにしても、仕事をするにしても、とにかく自分の意識に欠落感がない健全な状態を保つことが、最優先事項だということ。
アウトプットの質に決定的な差をもたらすのは、それを行う際の、自分の意識の状態です。自信のない状態で文章を書けば、自信のなさが文章に現れるし、その逆も然り。3月、4月はその両方を体験しました。
朝起きて、人と会うまでに、あるいは原稿を書くまでに、精神状態をプラス側にキープすることが重要でした。そういう目的で、ぼくは毎朝のランニングをしていました。ランニングの習慣がどこかで途切れると、悪循環に陥ってしまうことに気付きました。
精神的に気持ちの良い状態、自信を持てている状態をニュートラルにするための、自分なりの方法論を見つけることが大切です。人それぞれ異なり、ぼくにとってはそれが朝ランでした。再び走り始めてから、ガラッと流れが変わり始めました。人も運も引き寄せられるようになりました。自分のバイタリティーも、全盛期に比べたらまだまだですが、徐々に戻ってきました。
少し脱線しましたが、とにかく2ヶ月間の準備で、ここまで漕ぎ着けました。
アメリカ生活が始まります。正直、これから何が起こるのか全然わかりません。
大切にしたいのは、己の感性を解放することです。アメリカでも自由であり続けます。様々なチャレンジを楽しみます。出会う人々には感謝と愛を持って、日本人として恥ずかしくない振る舞いを見せます。
きっとまた不思議な偶然や人との出会い、大きな流れによって、3ヶ月後のぼくは、今からは想像できない場所へ辿り着いていることでしょう。その過程を綴るノンフィクションブログでありたいです。
書きたいことはたくさんありますが、なかなか追いつきません。生活を楽しみながら、焦らずにやっていきます。20代最後ということもあり、自分の人生における伝説的な日々を築き上げていきたいです。
最後になりますが、今回のアメリカ留学を支えてくださった企業様、そして応援してくださった皆様に、もう一度感謝いたします。3ヶ月間にわたる等身大の挑戦と発信にお付き合いいただけたら幸いです。
それでは、行ってきます!