インタビュー

「三度の飯よりコスメが好き」美容ライター 松下侑衣花さん

投稿日:2015年11月15日 更新日:

f:id:yota1029:20151115181220j:plain

今年5月、出張でブルガリアへ行きました。行く前にブルガリアのお土産のことを調べていると、どうやらローズオイルを使った化粧品がとても有名らしい、ということを知りました。

それなら女性の友人へのお土産にしようか、と思っていたとき、Twitterで「美容ライター」という肩書きの方がいたので尋ねてみたところ、ブルガリアのローズ製品についてアツく語ってくれ、貴重な情報をくださいました。

この方こそ、まだ大学を卒業したばかりの、松下侑衣花(ゆいか)さんでした。実際にお会いしたことはなかったのですが、先週、ふと松下さんのことを思い出しました。

それはこの記事でも紹介した、メイクアップアーティストのイシイハナコさんにお会いしたのがきっかけでした。

 

「今後、化粧品のプロデュースもしていきたい」

というイシイさんの話を聞いたとき、「化粧品のことなら、美容ライターの松下さんと繋げたら面白そうだな」と思い、すぐに連絡して今日の会が実現しました。

ブルガリアで買ってきたローズオイル製品をお土産に渡すと、目を輝かせる松下さん。「アルガンオイルも入ってるんだ〜」と成分を見て盛り上がる二人。ぼくにはよくわからない世界でした笑

f:id:yota1029:20151115181022j:plain

「3歳くらいから、美容に興味がありました。親の口紅をつけてみたり、雑誌を読んだり。学生の頃は、お小遣いのほとんどを雑誌に使っていました。大学生になって、就活もしましたが、何か違うなと思って辞めました。偶然Facebookで、『美容ライターのアシスタントを募集しています』という投稿を見つけて、そのままフリーの美容ライターになりました。親には猛反対されて、一時は縁も切られました(笑)でも今はいちばん近くで応援してくれる存在です」

 

f:id:yota1029:20151115181816j:plain

就職せずにいきなりフリーのライターになるのには、相当な勇気が必要だったことでしょう。現在は講談社の雑誌『VOCE』をはじめ、その他美容雑誌やWebで記事を書いています。anan総研や4meee!の連載では、松下さんが普段愛用しているコスメやこれから発売される新しいアイテムを実際に使って、その使用感やオススメの使い方を紹介しています。TwitterやInstagramも人気です。

二人ともフリーで活動しているので、これからフリーで働こうとしているぼくにとって、とても参考になる部分がありました。

「仕事を選べるのがフリーの特権だよね」とイシイさん。

「そうそう」

「私、自分の将来に繋がると思える仕事だったら、たとえ0円でもやりたい。逆に、お金をもらえても、自分が作りたい作品じゃなかったら、やらない。時間がもったいない。昔、全然自分の好みと違う作品を作って、『クレジットも入れないでほしい』と思ったことがあった。なんでフリーなのに、やりたくないことやってるんだろう、好きな仕事をしたいからフリーになったはずなのに、って気付いて」

共感しました。ぼくもお金より、自分が本当にやりたいことをやろうと思います。妥協したくない部分です。

 

松下さんは「これからはブログもちゃんとやりたい」とのことだったので、「はてなブログ」をおすすめしたところ、いきなりバッグからパソコンを取り出し、

「ブログの作り方、教えてください」

とその場で聞いてきました。ぼくは内心、「すごい行動力だ」と嬉しくなりました。こういうスピード感のある人は大好きです。

ブログの開設を手伝い、基本的なやり方を教えてあげました。彼女から学ぶことは多いです。パソコンが苦手だからといって、恥ずかしがらずに聞いてきました。

f:id:yota1029:20151115181959j:plain

やりたいと思ったときにすぐ動くこと。そしてわからないことは、わかる人に素直に聞くこと。これが大切じゃないですか。見習いたいです。

f:id:yota1029:20151115182045j:plain

最終的には「美容ライター」という枠に収まらず、美容に関わる様々なことにチャレンジしたいという松下さん。イシイさんとも意気投合し、二人を繋げて本当に良かったなと思いました。ちなみにイシイさんもその場でブログを開設しました。おふたりのブログがどうなるか、楽しみです。

これからどんどん活動の幅を広げていきそうな松下さんにご注目ください!

 

-インタビュー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「待ちきれない朝、お届けします」起業家・平井幸奈さんがグラノーラに込める愛

「いらっしゃませ〜!どうぞご試食ください。新食感のグラノーラです」 二子玉川高島屋の地下1階、食料品売り場の小さな一角で、ひとりひとりに声をかけながら、グラノーラの試食を配っている女性がいました。株式 …

モノクロが写し出す感性。ライカの衝撃が写真家・松井文さんの人生を変えた

2016年5月、二子玉川 蔦屋家電にて、写真家・松井文さんの写真展「Sentimenti」が開催された。会場でご本人にお話を伺った。 ——いつから写真を撮っていたんですか? 「小学生の頃ですね。母と …

「日本からしかできないことを」スーチーさんの盟友がミャンマーに帰らない理由

ノーベル平和賞の盟友が近所でラーメンを作っていた 「この写真は何ですか?」 以前、レジの横に飾ってあった写真について、尋ねたことがあります。 「これは、2013年にアウンサンスーチーさんが日本に来たと …

【“ニッポン”の発信基地 Vol.1】「和福女子」代表・古賀百合絵さん

コラム「“ニッポン”の発信基地」では、日本文化を発信するヒトやコトに焦点を当て、紹介していく。また、近年急激に伸びている「インバウンド・ビジネス」(訪日外国人観光客向けのビジネス)にも範囲を広げていき …

「政治家になって、日本のプレゼンスを高めたい」東京証券取引所 中村彩さん

中村彩さんは、高校生の時から政治家になるのが夢だった。そう思うに至った理由が面白い。 中学まで英語には苦手意識がなかったのに、高校から周りが帰国子女ばかりになって、急に英語で劣等感を持つようになった。 …