先日、陶器の里・栃木県益子町を訪ね、職人さんの工房へ行きました。お話を伺ったのは、小林雄一さん・西山奈津さんご夫婦。
それぞれが陶芸家として作品(芸術としての)を作っていますが、食器を作るときは「NK CERAMICA」という屋号で共同制作されています。
「和食でも洋食でも合う定番の陶器」というのがコンセプトだそう。芯の強さと物腰の柔らかさ、両方を感じるご夫妻で、とても良い方たちでした。
しかし、せっかく良い器を作っているのですが、「発信は大の苦手」とのことで、SNSを始めてみたものの、ほとんど更新できず、またネットでも販売しているけど、結局はイベントでの出店販売がメイン。
これはもったいない、と感じました。ちゃんと彼らの器の魅力が伝われば、きっとファンも増えるはず。そしたら、作り手と使い手、双方にとってハッピーです。自分の発信や文章の力で、何かできないかなと思いました。
そこで、器を仕入れさせていただいて、自分で売ってみることにしました。
そして、注文していた器が最近届いたのですが、
ん?
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仕入れ過ぎました(爆)
写真の2倍はあります。
これ、売らないといけないんですけど、どうしたら売れるんだろう?(笑)
今日、友人と戦略を考えていたのですが、3時間近くアイデアを出し合うも、なかなかピンとくる作戦が見出せず、宿題として持ち帰ってきたのですが、何か良いアイデアあったらぜひ教えてください!
それと、「この益子焼を買いたい!」という方がいましたら、ぜひ買ってください!あるいは、買ってくれそうな方を、ご紹介ください!
この職人さん、普段は益子でしか売っていないので、東京で購入できると思えば、交通費分、安いです。
仕入れた器は、カップ、マグカップ、ご飯茶碗、ボウル、豆皿、鉢の6種類で、それぞれカラーがあります。
価格は1000円(豆皿)から、一番高いのでも3000円(ボウルと鉢)です。
湯飲みに使えるカップが1600円。ご飯茶碗が2000円。マグカップが2200円です(全て税抜き価格)。益子焼ってとても有名で、もっと高いかと思っていたので、結構驚きました。手作りにしては、かなり手に入れやすい価格です。
品質は、とても良いです。とくに気に入っているのは、真ん中の鉢。
「手にとってみたい」という方は、代官山に実物があるので、ぜひお越しください。
最近は、100円ショップでも、器を買うことができてしまいます。
でも、益子の職人さんの手作りの器って、言ってみれば生活の道具でありながら、「芸術作品」でもあるわけです。これまで器に興味がなかった方も、
「数千円で、食事の時間が豊かになる」
と考えたら、これはとても良いことなのではないかなと思います。
ぼくも、少しずつ器の勉強をしようと思います。
器の販売を通して、商売の心得を学ぶ旅。
目指せ完売!