今週、『Webライターが単価を高めるための戦略思考』という電子書籍をAmazonで発売した。
Amazonに著者として登録されて、書き手としては結構感動した。自分が著者になったのか。紙の本を出したわけもなのに、こんなことで感動していては情けないが、いやしかし憧れだったのである。
電子書籍に興味を持ち、「やってみようかな」と思ったのが4月24日のこと。それからYouTubeやネット、本などで作り方や仕組みを調べまくり、市場調査をして作戦を立てたあと、ゴールデンウィークに集中的に作業して、2週間程度で出版まで漕ぎ着けた。
最初はわからないことだらけだった。というか、今もわからないままのことはある笑 「あれ、これってどうやるんだろう?」というのを毎日調べながらやっていて、解決したものあるし、まだ未解決なものもある。
でも、新しいことへの挑戦に没頭し、試行錯誤する時間はとにかく楽しかった。この期間でいろんなことを吸収できて、スキル的にも成長した。
これは表紙デザインの原案。
コピーも全て自分で考えた。紙の本っぽく見せたかったので、帯も入れた。
ここからデザイナーさんの協力のもと、現在の横書きバージョンができあがった。
また、自分よがりな文章になってはいけないから、チェッカーとして母の力を借りた。母自身も、ライターである。三度、全体を読み直して、ぼくの気づけなかったところを細かく指摘してくれた。
たとえば、「原稿料の金額感」という言葉に違和感がある、と言われた。そこで、「原稿料の目安」とか「相場」とか「料金表」などの言葉に置き換えた。ついつい、感覚で使ってしまっていた言葉について、改めて考えさせられた。
そのほか、気になる箇所を兄夫妻にもチェックしてもらった。
外注した表紙デザインと、家族の協力による原稿チェックを除けば、編集や設定はすべて自分の力でできた。これも大きな自信になった。
電子書籍とはいえ、自分の経験を書いて、ひとつの形として完成させられたこと。そしてそれを流通させて、読者に届けられること。達成感があるし、やっぱり本を出すって、素敵なことだな〜と。
昨日の夕方から、5日間の無料キャンペーンを始めた。そしたら既に、300冊以上ダウンロードされた。
前日は19,206位だった売れ筋ランキングが、なんと一気に1位になった。Kindle本の無料ランキングでの総合1位。まあ、無料だから順位が取れやすいのだろう。
有料に切り替わっても、何かしらのジャンルで順位を取れたらいいな。
Twitterで拡散され、早速嬉しい反響が届いている。既に読んでくださり、感想を送ってくださった方もいる。
表向きはライターのための本だが、ぼくがフリーランスになってからどういうことを考えて行動し、仕事を取っていったかについても書いているので、キャリアのストーリーとして、ライターの方だけでなくどなたにも楽しんでいただける内容だと思う。
5月17日(月)夕方まで無料でダウンロードできるので、どんなものかと覗いていただけたら嬉しい。(電子書籍の場合、ご自身の好きな文字の大きさに調整できるので、読みやすい大きさでお読みください)
有料に切り替わってから、果たしてどのくらい売れるのか、どのくらい収益になるのかは未知数。あまり期待しないことにする。また報告していきたい。
まずはひとまず、お疲れさまでした。そして読者の皆さま、ありがとうございました。作家としての第一歩を踏み出しました。いつか、紙の本を出します。