ブログ

【不安】電車内は、スマホでゲームしている人ばかり

投稿日:

電車に乗ると、子供から大人(シニアに近い方も!)まで、本当に多くの方がスマホでゲームをしている光景を目にする。

ぼくも人並みにゲームをして育ってきたし、ゲーム業界で働く友人も大好きだし、何も否定するつもりはないのだけど、しかし、漠然と不安になった。なぜ不安に感じるのか、電車の中で考えていた。

携帯が広く普及したのは、自分が携帯を持ち始めたときとだいたい重なる。中学2年くらいの頃だったか。

携帯でのメールが当たり前になると、「最近は電車に乗るとみんな携帯をカチャカチャやっている」とシニアの方々がよく言っていた。

でもその頃はまだ、電車に乗っても本を読んでいる人がたくさんいた。(今思えば、本を読んでいない人は何をしていたんだろう、とも感じるけど思い出せない。寝ていた?)

で、スマホの普及でゲームのクオリティが上がる。LINEも登場。

最近では、車内を見渡してみて、本を読んでいる人は何割いるだろう。ざっと1-2割くらい?

スマホでニュースを読んでいる人もいるだろうし、別に個人の勝手だからいいんだけど、でも「電車内ではゲーム」の人がさらに増えていったら、日本全体として大丈夫なのか? と、それがぼくの不安の原因だった。

先日、プログラミングスクールの先生にお話を伺う機会があった。今は日本でしか教えていないが、今後海外でもスクール展開しようとベトナムで一度プログラミングのセミナーを開いてきたそう。そしたら、ベトナム人の意欲に驚かされたという。

「もちろん、国力は圧倒的に日本の方が上ですけど、個人単位、チーム単位で見たら、日本人は負けてしまうでしょうね」

日本人は勤勉だ、とよく言うけれど、現代では「勤勉な日本人もいる」と言った方がいいのでは。

マナーの悪さなど、マイナスな報道が多い中国人に関しても、彼らの勤勉さとかエネルギーは、すごいものがある。

とにかくアジア。すごいよアジア。だって都内のチェーン店に行けば、必ずアジア系の人がアルバイトしているけど、果たして自分が逆の立場だったら。

ベトナムとか中国の現地の飲食店で、現地の言葉で働くのって、相当な努力が必要でしょう。

だいぶ脱線してしまったけど、スマホのゲームに夢中になっている一方で、必死に日本語を勉強している外国人がいて、彼らは日本人の何分の一という賃金でも「こんなにもらえる!自国じゃありえない!」という感覚で働いている。

これは、なんだか恐ろしいことじゃないですか。いつか逆転されそう、というか、すでにかなりの部分が逆転されているのではないですか。知識の差なんて、あっという間に追いつかれる。意識の差はもっと致命的で、簡単に取り戻せるものじゃない。

自分の周囲には、努力家の友人が多いけれども、でも電車に乗り、知らない人たちを眺めていると、全体として危ないのではないかと感じる。

このままではいつか日本は大変なことになると、漠然と不安に駆られた。

-ブログ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

相撲部屋を取材してきました

先日、鳴戸部屋の朝稽古を取材してきました。 鳴戸親方は現役時代、大関・琴欧洲として活躍しました。2008年、ヨーロッパ人力士(ブルガリア出身)として、初の幕内最高優勝を飾りました。 また、昨日は日本相 …

「表現者」としての自覚

今朝は6時半から、新丸子まで10kmのサイクリング! 1年半ぶりにロードバイクに乗りました。 走りながら、 「バイタリティーが、正しい方向に放出されている」 と感じました。走っているときの目も、昔の自 …

【第1ステージ】無名の大学生が「スポンサーを集めて自転車で西ヨーロッパを一周する」という夢を実現した話

「日本は、本当に地図通りに存在しているのだろうか」 地図帳を眺めるのが好きだったぼくは、中学生の頃から漠然とこんな疑問を抱いていた。 「日本は、本当に地図通りに存在しているのだろうか。地図通りに、道は …

男の一生と、軌道の美しさ

高校野球や合唱に感動するのは、その一瞬に賭ける練習風景が想像できるからかもしれない。 昨日観たミュージカルもそうだ。歌、踊り、そして寸分の狂いも許さない緻密な舞台進行・・・。 「この本番のために、どれ …

1on1朝活「Breakfast Meeting」を年間50回開催してみて

「Breakfast Meeting」と名付けた朝活を、この1年間地道に続けてきました。 この朝活の基本的なルールは、 ・1対1で話すこと・平日の朝、カフェで朝食を取りながら1時間だけ・話すテーマは自 …