2014年4月27日のことだが、国営ひたち海浜公園を友人と自転車で訪れた。二子玉川から1泊2日の旅だった(初日は土浦泊)。
2日目、混雑が予想されたので、開園時間である9時半までに着きたいと思い、必死に自転車を漕いだ。朝の田園風景の中を走るのはとても清々しかった。そしてちょうど9時30分、目的地に到着。
この時間にもかかわらず入場券売り場には既に数百人の長蛇の列で、昼過ぎに到着していたらどうなっていただろうとぞっとした。人気の高さがうかがえる。
さて、広い園内にはサイクリングロードが整備されており、ぼくらは自転車ごと入場した。総延長は約11kmという園内のサイクリングコースを走る。
「みはらしの丘」というエリアに着くと、ついに旅の目的であった光景を目にすることができた。ネモフィラはちょうど見頃を迎えていた。
丘一面に広がる青い絨毯に、圧倒される。写真で見ていたが、やはり生の感動は大きい。丘の横には菜の花畑があり、そこからの眺めも素晴らしかった。これほど見事な青と黄色の組み合わせは、日常の中でなかなか目にしない。丘の頂上まで登りながら、ネモフィラを満喫した。
この時期はチューリップも見頃ということで、チューリップが咲くエリアにも寄ってみた。これが、何も期待せずに行っただけに、大きな感動だった。チューリップといえばオランダのキューケンホフ公園が有名だが、ここは「日本のキューケンホフ」と言っても過言ではないかもしれない。これほど色とりどりのチューリップを見たのは初めてだ。
まるでオランダのキューケンホフ公園のような「たまごの森フラワーガーデン」。木漏れ日がカラフルなチューリップを照らしていた。
目が疲れるほどの美しい花風景に満たされ、公園を後にした。勝田駅まで6kmほど走り、輪行袋に自転車を入れ、常磐線で帰路についた。車や電車でなく、自宅から自分の足で走って目にした光景だったので、感慨もひとしおだった。
旅の相棒・渡邉くんに感謝。
ネモフィラの見頃は5月中旬まで
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