江華島の最北端に位置する、「江華平和展望台」へ行ってきました。
江華平和展望台から江華湾を挟み、対岸に位置する北朝鮮の黄海北道(ファンヘプット)までは直線で2.3kmという距離です。
北朝鮮の土地を眺められる展望台は、韓国に数カ所ありますが、人々の暮らしぶりを眺められるのは、ここだけのようです。
実際、望遠鏡を覗いてみると、畑の横を歩く人の姿がハッキリと見えました。極めて簡素な造りの住居もありました。彼らは、どんな想いで日々を送っているのでしょうか。
北朝鮮からは、騒がしい放送がスピーカーから流れていて、近隣の住民は迷惑しているのだとか。
展望室の手前には、展示室があります。
ガイドさんは、「もしも南北が統一したら、シベリア鉄道がソウルまで延長され、大変な経済発展が期待できるでしょう」という話をされていました。
また、北朝鮮には豊かな自然があり、「世界遺産に登録されるような場所もあるでしょう」とのこと。元添乗員としては、気になります。
こちらは、北朝鮮の紙幣。
ここから望遠鏡で眺めるのではなく、いつか北朝鮮へ旅行できる日がやってきてほしいものです。