DAY2-2
I went to the bike shop after the English class.
My bike is being repaired until Friday.
Instead, Brian lent me a nice vintage bike.
So I can commute the school by this bike.
「Yota、君の自転車なんだけど、お店に持っていった方がいい。すぐ近くに友人の店があるから、今からそこへ行こう」
語学学校の校長ブライアンに連れられて、自転車店に行くと、彼の紹介もありすぐに店主が見てくれることになった。
「チェーンの交換と、あとこの2箇所の部品交換が必要だね。この自転車に合う部品を取り寄せなくちゃいけないから、自転車は預からせてくれ。恐らく引き渡しは金曜くらいになると思う」
「OK. Thank you」
早速明日から自転車で通学しようと思っていたが、一週間お預けになってしまう。そう思っていたら、ブライアンが言った。
「君の自転車が戻ってくるまで、私の自転車を貸してあげよう」
「Really?」
「1970年もののビンテージバイクだ。これは日本製なんだよ。Nishikiと書いてあるだろう」
調べてみて初めて知ったのだが、かつて「カワムラサイクル」という兵庫県の自転車会社が、高級ロードバイクを製造していた。「Nishiki」というブランドの自転車を作っていて、欧米で人気だったそうだ。
ブレーキレバーや変速機(ギア)の位置が今の自転車とは異なるが、ちゃんと作動する。
というわけで、この自転車をバスに載せて帰ってきた。明日からこれで通学しよう。
お昼は学校の近くの「Chipotle」というメキシコ料理のファストフード店で食べた。注文のシステムに戸惑っていたら、店員がフレンドリーに話しかけてくれた。
「このお店は初めて?」
「昨日サンディエゴに着いたばかりだよ」
「サンディエゴでは何を?」
「英語を勉強しに来たんだ」
「Oh, nice! Try English! Try!」
アメリカのこういう風土が好きだ。
帰りはスーパーに寄って、卵と水だけ買ってきた。クラフトビールのコーナーはすごかった。カリフォルニアはクラフトビールの聖地であり、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴは三強地帯だ。
夕方、家に帰って部屋でブログを書いていると、アビーがノックしてきた。
「クッキーを焼いたんだけど、食べない?」
「食べる食べる!」
お腹を空かせていたからありがたい。さらに「チーズクリームのパスタを作ったんだけど、食べない?」
「食べる食べる!」
晩御飯ゲット〜!
お返しに、日本から持ってきた和菓子をプレゼントしたら、「お菓子が大好きだけど、日本のお菓子は初めてよ!」と喜んでくれた。栗の餡が入ったお餅を気に入っていた。
「ところでYotaは、サンディエゴで何の仕事をしているの?」
「挑戦して、発信するのが仕事だよ」
「挑戦するのが仕事? Oh, crazy man.」
そんな仕事は一般的じゃないから、確かにクレイジーかもしれない(笑)
「自分がやりたいことにやるために、挑戦する。挑戦しないという選択肢もあるけど、リスクを負って挑戦する。その生き方を発信したら、真似する人が出てくるかもしれない。そしたら、世の中にとって価値のあることだと思うんだ。ぼくは自発的に挑戦する人を増やしたい」