「有田」という名前のカフェがソウルにあります。
オーナーのキム・ジミョンさんは日本が大好きで、東京で70店舗以上の喫茶店を訪ねたそう。
コーヒー豆を自家焙煎して、ハンドドリップで淹れてくれる、ソウルでも数少ないお店です。韓国ではアメリカンが一般的なので。
オーナーのメインの仕事は囲碁の解説者。Googleの人工知能「アルファ碁」と戦った世界最強の囲碁棋士イ・セドルさんも、よくお店に来るそうです。
実はここ、ソウルで案内してくれたさやかちゃんがアルバイトしていたお店。「コーヒーが好き」だと伝えると、真っ先にこのお店を推薦してくれました。今日お店に立っていたカナちゃんも広島出身の大学生でした。
コスタリカの豆を選ぶと、丁寧に淹れてくれました。
ほどよい酸味でとてもおいしかったです。
驚いたのは、韓国ではアルバイトの子に対して賄いを出すのが義務らしく、お店に入ったとき、カナちゃんはオーナーお手製のカレーを食べていました。
また、韓国の個人経営のカフェでは、お客さんにおかわりのコーヒーをサービスすることも珍しくないそう。 「日本で何百杯もコーヒーを飲んできたけど、おかわりをサービスしてくれることは一度もなかった」
とオーナーは話していました。日本ではそれが普通ですが、韓国は良い習慣があるなと思いました。文化の違いがおもしろいです。ご馳走様でした!