インタビュー

「日本のクラフトビールの魅力を、世界に広めたい」世界一周、ユニクロ店長を経て、ビールの道へ 袴田大輔さん

投稿日:2015年11月8日 更新日:

f:id:yota1029:20151108215005j:plain

「中村さんにインタビューさせてください」

という突然のメッセージに、「光栄です!」と返したのは、彼の方が有名な人だったからです。といっても、それは5年前の話。

まだヨーロッパ自転車旅も成し遂げていない無名のぼくにインタビューの申し出をしてきたのは、当時筑波大学の学生だった袴田大輔さんでした。

f:id:yota1029:20151108214658j:plain

学生ながら10ヶ月間、世界32カ国を旅した彼の存在を、ぼくはブログで知っていました。今でこそ世界一周する学生はたくさんいますが、当時はまだ珍しかったです。彼はTABIPPOという世界一周団体(今は企業になりました)の立ち上げメンバーでもあります。

その後、ユニクロに就職し、熊本の店舗の店長になり80人の部下を持ったり、新店舗のオープンを任されたり、店舗運営を通して、様々な貴重な経験を積んだそうです。

先月末ユニクロを退職した彼がこれから進むのは、彼の大好きなクラフトビールの道。世界一周したときからビールに興味を持つようになったものの、海外ではキリンやアサヒ以外には、ほとんど日本のビールのことを知られていなかったのが残念だったといいます。

「日本のクラフトビールの魅力を、世界に広めたい」

これが彼の今の夢。日本のクラフトビールは、世界的に見ても、品質管理がしっかりしていたり、独創的なテイストがあったりと、レベルが高いそうです。彼から聞いて驚きましたが、純米酒にホップを加えて作った「貴醸GOLD」なるビールもあるそうですね。とってもおいしいそうです。

クラフトビールの会社で修行をして、ゆくゆくは自分のオリジナルのクラフトビールを作りたいと。地元青森にブルワリーを作って、クラフトビールを通じて人を呼び込みたいとも話してくれました。

彼の想いをたくさん聞かせてもらいましたが、謙虚かつ行動派な良い部分は、5年前と少しも変わっていなくて、とても嬉しかったです。

きっと今後、クラフトビールの世界で名を成すユニークな人材になるでしょう。袴田さんの新たな挑戦を応援しています!

-インタビュー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「埋もれた個性が会社を輝かせる」大島理香さんが取り組んできたこと

全国の経営者向けに発刊している、『経営者通信』という情報誌がある。書店に置いてある雑誌ではないのだが、昨年2月、たまたま目にする機会があり、興味深いタイトルの記事を見つけた。 「人材の個性と才能を引き …

日本サッカー界の至宝、久保健英選手から学んだこと

2013年の夏に、ひとりで「ツール・ド・山手線」という企画をやったことがある。自転車で山手線の全29駅を回った。 知らない人に声をかけ、「駅の看板と一緒に写真を撮ってください」と29回頼んで、一日を終 …

【Q&Aコーナー】「インタビューする際に意識していることは何ですか?」

Q&Aコーナーを設けて質問を募集してから、ついに最初の質問が届きました!昨年インタビューさせていただいた、「kai pearl」の塔筋真弓さんからでした。 お久しぶり〜!質問を受け付けているということ …

長友佑都CEOのもと、株式会社Cuoreが取り組んでいること

サッカー日本代表の長友佑都選手が代表取締役社長を務める、株式会社Cuore。 「笑顔で溢れる健やかな毎日の創造で社会に貢献する」という経営理念のもと、「運動」「食事」「精神」という3つの事業で活動して …

失われゆく伝統工芸でジュエリーを。山下彩香さんの「攻め」の保存活動

ユニークな方に出会った。 「EDAYA」というジュエリーブランドを設立し、代表を務める山下彩香さんだ。一般的なジュエリーブランドと異なるのは、EDAYAの製品がフィリピンの山岳先住民族の無形文化にイン …