インタビュー

「待ちきれない朝、お届けします」起業家・平井幸奈さんがグラノーラに込める愛

投稿日:2015年12月23日 更新日:

f:id:yota1029:20151223162729j:plain

「いらっしゃませ〜!どうぞご試食ください。新食感のグラノーラです」

二子玉川高島屋の地下1階、食料品売り場の小さな一角で、ひとりひとりに声をかけながら、グラノーラの試食を配っている女性がいました。株式会社フォルスタイル代表取締役、平井幸奈さんです。

通り過ぎるお客さんにも、一生懸命声をかけている姿が印象的で、「少しでも多くの人にこのグラノーラを知ってほしい」という気持ちや愛情が伝わってきました。

f:id:yota1029:20151223120656j:plain

早稲田大学に入学し、飲食店でアルバイトをするうち、料理の世界に魅せられた平井さん。大学2年の夏休みには、ワーキングホリデー制度を利用し、オーストラリアのシドニーにあるカジュアルダイニングレストラン「Bills」の本店で働きました。

しかし、店は経験豊富なシェフばかりで、ほぼ未経験の平井さんは、最初は言葉が伝わらないこともあり「帰れ」と言われたこともあったといいます。しかし、「料理を勉強するために来たんだから」と雑用をこなしながらキッチン用語や調理方法を覚え、最後は努力が認められて総料理長のアシスタントまで任されたそうです。

f:id:yota1029:20151223120730j:plain

帰国してから料理教室を開き、ケータリングやカフェのプロデュースなどを手がけました。1カ月に1度、日曜日に営業していないカフェでフレンチトーストのカフェを開いたところ、1カ月前から100人の予約でいっぱいになったそう。そして「単発じゃなくて、自分の店として継続していきたい」と開業を決意。

大学3年で起業し、2013年9月に日本初のブリュレフレンチトースト専門店「Foru Cafe」をオープン。現役女子大生の起業家ということで大きな話題になりましたが、ぼくが本当に驚いたのは、その後の展開のうまさと速さ、そして本物にこだわる姿勢でした。14年11月にシチュー専門店「ForuStew」を限定オープンしてまた話題をさらったかと思えば、今年の4月には黄金比グラノーラ「FORU GRANOLA」をオープン。まだ今年大学を卒業したばかりの23歳です。

f:id:yota1029:20151223120942j:plain

今力を入れているのは、グラノーラ。

「私たちのこだわりは、無駄なものを一切いれず、ジューシーでかりっと爽やかであることです」

基本はオンラインショップでの販売ですが、ときには出店も。新宿高島屋を皮切りに、複数の高島屋で期間限定の店頭販売を行ってきます。二子玉川の高島屋では、明日12月24日(水)まで出店しています。

さらに2016年1月には、シンガポールでの出店も決定。マリーナベイサンズの向かいのマリーナスクエアで販売するそうです。シンガポールにお住いの方、ぜひ訪ねてみてください!

f:id:yota1029:20151223120624j:plain

グラノーラは全8種類あり、「抹茶クランベリー」や「抹茶ホワイトチョコレート」などの味もあるので、日本発の抹茶グラノーラとして、海外でも人気が出るのではないでしょうか。試食させていただきましたが、とてもおいしかったです!

「私は子どもの時から漠然と「とにかく幸せになりたい!」って思っていて(笑)。お店を立ち上げたのもその一環だったんですが、最近になってその意識が「幸せにしたい」に変わっていることに気づきました」

「敵をなぎ倒すような激しい強さじゃなくて、敵も味方も包みこむような優しい強さがほしいです」

無理のない自然体で、数々の名言を残す平井さん。尊敬する起業家のひとりとして、今後も挑戦を応援していきたいです。

f:id:yota1029:20151223120908j:plain

ぼくもグラノーラ、買っちゃいました。人気のクランベリー味。

明日の朝が待ちきれません!

f:id:yota1029:20151223121743j:plain

 

-インタビュー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

「日本人を通して、もっとルーマニアのことを勉強しようと思いました」ルーマニア日本語ガイド オワナ・パバロイユさん

「はい、これ。お客さんからいただいたのど飴」 「ありがとうございます。あ〜、イリオモテジマのなんですね」 包装用紙を見て言った彼女のひと言に、驚いてしまいました。 「オワナさん、『西表島』っていう漢字 …

日本カルチャーを紹介する台湾雑誌『秋刀魚』編集長Eva Chenさん

「どうして雑誌の名前を『秋刀魚』と名付けたんですか?」 「日本人の好きな『秋刀魚』は、実は台湾でも『秋刀魚』(さんま)と発音するんです。それと、日本(列島)は細長くて、秋刀魚のような形だと思ったので( …

「女性ひとりの世界一周」窪咲子さんの背中を押してくれた母の言葉

-01- 小さな決意 オーストラリアの短期留学プログラムがあることを知り、当時高校生だった窪咲子さんは、「行ってみたい」と強く思った。 しかし、費用は約40万円。額の大きさに、結局親には言い出せなかっ …

「日本が大好きだから、ブルガリアにたくさんの日本人が来てほしい」ブルガリア日本語ガイド ナカジマ・スネジャーナさん

「高校生のとき、友達のお父さんが東京のブルガリア大使館で働いていたんです。彼がたまにブルガリアに戻ってきたときに、日本のお土産をくれるんですが、その中に、喜多川歌麿の絵が描かれたカレンダーがありました …

「イラストの力で、魅力あるものをわかりやすく、面白く伝えたい」イラストレーター りゃんよさん

「『大人のおもちゃ』を作りたくて玩具会社に入社したんだけど、『子どものおもちゃ』を作る会社だったからすぐに退職しちゃって」 「まず受ける前に気付こうよ」 強烈なインパクトを残した彼女は、イラストレータ …