(前回はこちら)
台湾観光協会を訪ねると、副秘書長の王さんと話すことができました。彼は日本語を話せました。
「台湾の魅力を日本に発信したいんです」
想いを伝えると、すぐに応援してくださることに。
「中村さんのプロフィールと、コース日程を、LINEで送ってください。今日は金曜日でもう夕方ですから、今から社内連絡するよりも、私の個人Facebookで広めましょう。台湾全土にたくさんの友人がいますから、誰かサポートしてくれるかもしれません」
「ありがとうございます!!」
このあたりのスピード感が、台湾は素晴らしい。王さんに限らず、みんなすぐに行動に移してくれます。目の前で電話をかけて解決したり、すぐ担当者を呼んできてくれたり。「社内で検討します」みたいなことがなく、自分の判断で前向きに進めてくれ、気持ちがいい。
その夜、王さんは本当にFacebookで拡散してくださいました。
朝起きたら200いいねついていました。さすがの人脈です。
「台湾観光局もすぐ近くにありますから、ぜひそこにも行ってください」
と、王さんが外まで出て場所を教えてくれました。
そのまま台湾観光局に乗り込むと、「台湾一周サイクリングマップ」を制作された課長さんと話すことができました。
「何か困ったことがあったら、いつでもご連絡ください」
やはり親切です。
一緒にいたこの若い女性は日本語学科を卒業した方で、日本語が堪能でした。素晴らしい。
そして今日、自転車も無事に手に入りました。
あれ、なんか思っていた以上に良い自転車?? と思ったら、
「実は、レンタルできる自転車が出払っちゃっていたので、私の自転車をお貸しします」と黄さん。
びっくりしました。念願のGIANTです。試乗してみたら、身体に吸い付くような乗り心地で素晴らしい。自分の持っているBASSOの自転車よりも走りやすい気がしてビックリしました。
自転車借りられなかったらどうしよう、と本気で焦りました。ハプニングもありましたが、なんとか無事にスタートできそうです。
明日から、自転車で台湾一周の旅「ツール・ド・台湾」(台湾では台湾一周のことを「環島」と呼びます)が始まります!