(前回のつづきです)
iDeCoを開始し、しばらく放置していたNISAも再開しようとしました。しかし、ここで問題が。
ぼくは2015年からNISAを始めたので、非課税となる期間は今年(2019年)で終わってしまうのでした。
それでは旨味が減ってしまうのと、そもそもiDeCoで月6.8万円を出しているのに、それに加えて年間120万円の拠出というのは難しいなと思ったので、方針転換。
NISA→つみたてNISA に切り替えました。
以前の記事でも書いたように、つみたてNISAは20年間にわたり年間40万円まで非課税で投資可能。つまり月あたり3.3万円。iDeCoの6.8万円と合わせれば、ざっくり月10万円を投資に回すことになります。それならば頑張れそうでした。
平賀さんと相談しながら銘柄を決めて、毎月少しずつ積み立てています。iDeCoとは異なり、こちらは引き出したければいつでも引き出せます。
これで老後の不安も少しは減ったのですが、今度はまた別の問題が出てきました。
こちらも以前書いたように、4月に難病が発覚したことです。これにより、ぼくは3〜4ヶ月の間、仕事を休むことになります。つまり、現在の稼ぎはゼロ。貯金を崩しながら生活しています。
最悪の場合、「この先ずっと外に出られない」という可能性もあり得ました。そんな状況だったから「家にいながらでも十分に稼げる方法はないか」と模索しました。現実問題、稼がないと家賃すら払えなくなるからです。
思いついたひとつが、株式投資でした。
つみたてNISAも、素晴らしい制度です。しかしこれは、長期で運用してジワジワと効いてくるものなので、短期間で稼ぐことは難しいです。それに短期間で引き出すことを前提にしていない制度です。そこでぼくは、つみたてNISAは続けながらも、一方で株式投資で収入を得ることはできないだろうか、と考えました。
もともと、経済ニュースを観るのが好きだったので、「この企業の新サービスおもしろいな」といち早く情報を知ることが楽しみな人間でした。
それを株式投資の文脈で考えれば、「この企業の新サービスおもしろいな。株価が上がるかも」と先読みすることができるかもしれない。そう思ったのです。
病院に入院する日、受付をして名前を呼ばれるのを待ちながら、SBI証券で初めて株を買いました。それから一ヶ月が立ち、随分慣れてきました。
今は8社の株を保有し、日々の値動きを見ています。途中クラウドワークスの株を売却して、少しだけ利益を得ました。
本当はじっくり長期投資したいというのが本音です。しかし今は、目先の生活費を稼ぎたいというのと、色々と試してみたいという気持ちが強く、短期的な売買をしています。でも短期売買だけでは疲れてしまうので、できれば今後は長期保有する株と、短期売買する株で分けたいなと思っています。
いずれにせよ、こういう思案は実際に投資をやってみるまで考えられなかったことなので、病気のおかげで風景が随分違って見えるようになりました。経済に対する興味も増したので、意味のないことなんて起きないな、と感じます。
まだまだ投資については勉強を続けていきますが、ここまでがざっくり、ぼくが様々な投資を始めるに至った経緯です。お読みいただきありがとうございました。
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