エッセイ 読んでみた

『黄色いマンション 黒い猫』

投稿日:

エッセイの主要な賞について調べてみると、「講談社エッセイ賞」というのが有名らしい。ぼくの好きな長島有里枝さんの『背中の記憶』も、平成22年に受賞している。

そして今年、「講談社エッセイ賞」を受賞したというので、気になって手に取ってみたこの本。

『黄色いマンション 黒い猫』(小泉今日子)

著者が小泉今日子さんなだけに、「芸能人だからか?」などと思った自分を深く反省した。なんという文才だろうか。

最初の4ページで恐れ入りました。

黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)
小泉今日子
スイッチパブリッシング (2016-04-15)
売り上げランキング: 5,629

-エッセイ, 読んでみた

執筆者:

関連記事

【アラスカ】星野道夫さんと「もうひとつの時間」

頭上でオーロラが爆発したとき、ぼくは言葉を失い、夢中になってカメラを向けていたけど、最後は写真を撮るのもやめて、雪原の上に大の字になり、ただただ光のショーを眺めていた。この光景をしっかりと目に、そして …

夜9時を過ぎたらタクシーで帰る? 中山マコトさんが唱える「逆説」の思考法

2001年に独立されて以来、フリーの広告・販促プランナーやコピーライターとして活躍されている中山マコトさんは、安月給だったサラリーマン時代から、夜9時を過ぎたら自腹を切ってでもタクシーで帰るようにして …

「行動を伴わない知識は必要ない」司馬遼太郎『峠』に学ぶ河井継之助の考え方

寒さが、ときどき妙に心地いい。 冬の寒さで思い出すのが、大学3年生のクリスマスだ。周りがエントリーシートがなんとかとか言っている時期、ぼくはその言葉の意味もよくわからなかった。どんな会社に就職するのが …

「書きたいことを書く」雨宮まみさんが見せてくれた、最期の美しさ

「私は目を開いて、夢を見たまま死んでいくだろう。そのことを、誰にも『かわいそう』なんて言わせない。私の死体は、誰にも見せないまま焼いて欲しい。祭壇はいらない。菊の花も蘭も好きじゃない」(雨宮まみ『東京 …

『時給思考』という本

今日2時間かけて一気読みした本。面白かったです! 入社数年で年収600万円だった著者が独立した理由は、「副業を始めたら、そっちの収入が600万円を超えてしまったから」。 1時間で10倍の成果を生み出す …