2017 クラフトビール 東海道五十三注ぎ(東京〜大阪600km徒歩の旅)

クラフトビール 東海道五十三注ぎ(17)四日市〜関

投稿日:2017年1月26日 更新日:

53杯のクラフトビールを飲みながら、
東京〜京都 東海道500kmを歩く企画!

クラフトビール 東海道五十三注ぎ
第17ステージ 四日市〜関 23km
本日までのクラフトビール 50杯/53杯

四日市をスタートして、鈴鹿市を通り、亀山市を目指します。

五十三次の宿場で言えば、四日市→石薬師→庄野→亀山→関という順番になります。

まずは、石薬師。

かなり規模の小さな宿場でしたが、静かで歩くのには良いところでした。

ついに400kmを突破。結構歩いてきました。

そして次は庄野。

歌川広重が描いた雨の庄野は、彼の最高傑作のひとつとされています。

この坂道がどこなのか、定かではありませんが、

こういう場所だったのかなあと想像をしながら歩いていました。庄野の通りを進んでいくと、資料館があり、そこの方が色々とお話を聞かせてくださいました。

さらに亀山を抜けて、関の方向へ。

関の2kmほど手前に、日帰り入浴ができるホテルがあり、そこへ行くと、お風呂にいた男性に話しかけられました。40代後半の方でした。

「どちらからいらしゃったんですか?」

「東京からです。歩いてきました」

「え!歩いてですか、素晴らしいですね〜!私も登山が好きで、よく山を登りますが、歩くのはすごいな〜。ちなみに大学はどちらですか?」

「早稲田です」

「早稲田といったら、女性の登山家いますよね。みなみたに?みなみや?」

南谷真鈴さんですよね」

「そう、あの方、すごいですよね〜。私SNSとかやらないんですが、彼女のTwitterだけは読んでいて」

「ちょうど一ヶ月前に、彼女に会ってきて、ブログに書きました」

「え〜、そうなんですか。ぜひそのブログ教えてください」

という感じで仲良くなり、露天風呂に入りながら、様々なお話をしていました。

「自転車もやられているんですか。私も会社まで、往復50km自転車で通勤していますよ」

「ぼくも高校時代に往復30km通学していましたけど、50kmはすごいですね。しかも仕事前に」

「『そのエネルギーはどこからくるの?』とよく言われます。私は19のときに子供ができて、周りのみんながチャレンジをしているときに、子育てでそれどころじゃなかったんです。だから逆に今になって、自転車レースに出たり、色んなことをやっていて。今20代だったら、私、イモトのような活動だったり、『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターになりたかった。もちろん簡単になれるわけじゃないんですけど、チャレンジがしてみたかった。でも、もうこんな歳になってしまって」

「素晴らしいじゃないですか。今からでも遅くないですよ」

「いやあ、ありがとうございます。そうですよね、年齢なんてただの数字だって言いますもんね。中村さんに会えてよかったです。あの、よかったら関まで車で送らせてください。もうすぐそこなんで。あと、飲み物くらいしか提供できなくて申し訳ないですが、ちょっとコンビニ行きましょう。欲しいもの買ってください」

「えー!ありがとうございます!歩いて行こうと思っていたんですが、日が暮れる前に関の写真を撮りたかったので、お言葉に甘えさせていただきます」

「今度何か新しい挑戦をされる際は、ぜひ応援させてください。中村さんに協賛できるように、お金貯めておきますから。最後に、握手させてください!」

稲葉さん、ありがとうございました!

東海道の宿場の中で、随一の景観美を誇る関です。

素晴らしい通りです。今夜は関のゲストハウスに泊まります。

この宿で、奇跡的な出会いがありました。

良き友人、あゆちゃんの旦那さんの、たくちゃん。

彼は折りたたみ自転車と電車で、東海道五十三次を旅しています。ぼくは1月10日から、彼は22日から旅を始めて、ちょうど今日ここで一緒になりました。実は初対面ですが、よく写真で見ていたので、親近感がありました。こんな三重県の田舎で会えるなんて、なかなかの出来事です。一緒にクラフトビールを飲みました。

かめやま地ビール「乾杯のうた」ケルシュ

熊野古道麦酒

明日はいよいよ、東海道の最後の難所、鈴鹿峠を越える日です。雪が心配ですが、ここまできたら登るしかありません。早朝から頑張ります。

挑戦は続く。

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