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ぼくが投資を始めた理由(4)NISA、iDeCo、株、ときどきビットコイン

投稿日:2019年6月11日 更新日:

前回のつづきです)

2017年11月、世間はビットコインをはじめとする仮想通貨の話題で騒がしくなっていました。1ビットコイン(BTC)の価値が10万円を突破してから、すごい勢いで50万円、100万円と上がっていきます。バブルなのか?バブルじゃないのか?上がっているときは誰にもわかりません。

その1年前は、「仮想通貨」という言葉は怪しさの塊でしかなかったのに、友達と話していて、「ビットコイン買った?」という会話が普通に出てくるまで浸透してきました。

「億り人」という言葉も出てきました。「あの時買っておけば」という言葉も何度も聞きました。

ぼくがビットコインを買ったのは、12月に入ってから。確か1BTCが130万円くらいの時でした。50万円分くらい買って、他の仮想通貨も50万円分くらい買いました。しばらくして1BTC=200万円を突破して、永遠に上がっていくんじゃないかという夢心地。今思えば、そこで売っておけば良かった・・・(笑)

それから1ヶ月後、あの「コインチェック事件」が発生。ビットコイン価格は急落し、今現在の価格は86万円です。当時のビットコインはまだ売らずに持っているものの、再び130万円を超えて利益が出ることはあるのでしょうか。それは神のみぞ知ることです。

一時期は、友人が立ち上げた仮想通貨メディアで記事を書いていたくらい、夢中でした。『デジタルゴールド』などの名著も読み、ビットコインはとても可能性のある通貨だと思っていましたが、今の様子だと実用的な通貨とは言えなそうです。

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ただ、ぼくにとって幸運だったのは、ビットコインでチャートや専門用語に少しふれていたおかげで、その後始めることになる株式投資のハードルが下がったことです。「成行」と「指値」など、注文のやり方も、すんなりと理解できました。そう考えれば、高かったけど良い勉強代になったかな(当時はかなり落ち込んだけどね!笑)。

しかし、持っていた貯金の半分以上をビットコインに賭けてしまい、残りのお金でドイツ、北欧、中国、香港、マカオ、ロシアなどをたて続けに訪ねたので、2018年夏の時点では、すっからかんになっていました。

通帳残高は1500円。あの時ソフトバンクの仕事が決まっていなかったら、ぼくはどうなっていたのかなと思います(※その頃の苦労話は、こちらのブログに書きました)。

それからほとんど旅行も行かず5社くらいと複業で仕事を頑張って、8ヶ月後には200万円の貯金を作れました。何度倒れても復活します(笑)

若いうちは、どんどんお金を使って、本でも資格でも旅行でも、なんでもいいから自分の好きなことに投じて、成長のために自己投資するのがいいと思っています。

お金は取り戻せるけど、時間は取り戻せません。

ぼくは旅行会社をやめたときも、150万円くらいの貯金しかなくて、それが1500円になるまで、全部旅行に使いました。お金はゼロになったけど、旅行をして文章を書いて、その経験が血となり肉となりで、確実にパワーアップしています。

だから、稼ぐ能力は上がっているんです。友人のプロフィール文章を書くところから始まった一介のフリーランスライターに過ぎませんでしたが、1年半でソフトバンク、ユニクロ、朝日新聞社をはじめ、名だたる企業からお仕事を依頼していただけるようになりました。運と人のご縁が大きいけど、それも自己投資と発信が引き金になったと思います。

5月以降は病気のため仕事を休んでいるので、今は貯金を崩すだけのほぼ無職の生活ですが、その間も中国の歴史小説を読んだり、こうして投資の勉強をしたりして、自分自身としては無駄な時間の使い方はしていないつもりです。お金は後から、いくらでも取り戻せるはず。「今月の生活費は今月稼がなきゃいけない」なんてルールはどこにもないんだし。

不安定といえば間違いなく不安定。だけどこういう生き方が、とても楽しいです。それにもちろん、ぼくは最終的にはお金持ちになって好きなことをやりたい放題やるために、今の不安定と闘っています。ただ目先の安定を求めるのなら、すぐにどこかの会社に入っているでしょう。

そうしないのは、今のぼくには『三国志』や『項羽と劉邦』や『史記』を読むことが重要だからです。それは誰にも理解されないかもしれないけど、ここに時間を注ぎます。「役に立つけど意味がない」ことよりも、「意味があるけど(すぐには)役に立たない」ことに取り組みたいです。

 

昨年の後半は、収入も安定的に入るようになったので、こういう時こそちゃんと投資に回そうと思って、iDeCoやつみたてNISAを考え始めました。

iDeCoのことは何も知りませんでした。でも老後資金が不安だなと思ったので、自分で「退職金」を用意しようと思って、iDeCoについての本を一冊買うところから始まりました。

(つづきはこちら

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