エッセイ 読んでみた

『黄色いマンション 黒い猫』

投稿日:

エッセイの主要な賞について調べてみると、「講談社エッセイ賞」というのが有名らしい。ぼくの好きな長島有里枝さんの『背中の記憶』も、平成22年に受賞している。

そして今年、「講談社エッセイ賞」を受賞したというので、気になって手に取ってみたこの本。

『黄色いマンション 黒い猫』(小泉今日子)

著者が小泉今日子さんなだけに、「芸能人だからか?」などと思った自分を深く反省した。なんという文才だろうか。

最初の4ページで恐れ入りました。

黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)
小泉今日子
スイッチパブリッシング (2016-04-15)
売り上げランキング: 5,629

-エッセイ, 読んでみた

執筆者:

関連記事

「米仕事よりも花仕事を」ななつ星デザイナー・水戸岡鋭治さんの仕事哲学

「仕事には2種類あります。『米仕事』と『花仕事』です」 そう話すのは、クルーズトレインななつ星をはじめ、長年にわたりJR九州の列車をデザインしてきたデザイナーの水戸岡鋭治さん。内装に木材を多用した温も …

『君たちはどう生きるか』を読んで

昨日、『君たちはどう生きるか』という本を読みました。 毎日本屋さんへ行くので、以前から話題になっていることは知っていました。でも、ただの流行本だと思って、長らく読もうともしませんでした。 しかし、ふと …

塩野七生『ギリシア人の物語』を読み終えて

年末あたりから読み始めた塩野七生さんの『ギリシア人の物語』全3巻を、丸2ヶ月以上経った今日、ようやく読み終えた。ほぼ毎日読んでいた。 ライトなビジネス書であれば1日で読めてしまうけど、この本は1冊で2 …

「人の好奇心は誰にも否定できない」ぼくがカオスから学んだこと

「家を出るとき、右足から出るか、左足から出るかで、その後の人生は変わるのだろうか」 高校生の頃、駅へ向かって歩きながら、そのことについて真剣に考えたことがある。右足の一歩と左足の一歩、歩幅はわずかに異 …

「大切なのは、情熱を伝えることです」二十歳の世界的冒険家・南谷真鈴さんの生き方

現役早大生の登山家・南谷真鈴さんは、二十歳にして、世界的な冒険家の仲間入りをしている。 2015年1月3日(アコンカグア・南米最高峰登頂)から2016年7月4日(デナリ・北米最高峰登頂)というわずか1 …